エッグフォワード株式会社(以下、エッグフォワード)は、人材がより高い生産性を発揮できる環境を提供し、人・組織双方に最適な状態を作るため、いまだないトークンエコノミーにより自律分散的に仕事マッチングを行えるWeb3プラットフォーム「WAVEE」のβ版をリリースしました。
なお、同プラットフォームは現在、基本的に完全招待制となっています。
マッチング報酬を招待主・被招待者に分配
WAVEEでは、個人またはコミュニティ、エージェントなどが人や仕事を同プラットフォームに呼び込みやすくする仕組みを構築。転職意向に関係なく周囲の友人・知人を気軽に招待しやすい設計となっています。
友人・知人などをWAVEEに招待すると、招待された側(被招待者)に関するNFTが、招待主・被招待者の双方に付与されます。
そして被招待者が仕事とマッチングすると、通常、企業からWAVEEに支払われるだけのマッチング報酬が、NFTの保有者(≒招待主・被招待者)に対して分配されます。
WAVEE全体のエコノミー拡大を加速
WAVEEでは、招待した相手が1度仕事とマッチングした時だけでなく、2度目、3度目、4度目と、仕事を得た際に生じるマッチング報酬の分配権利をNFTの保有者が得られます。
転職に限らず、副業やフリーランス案件の受託など全て対象で、仕事の種類に限定はありません。
また、ネットワーク効果を高める仕組みとして「招待した相手が招待した相手」が仕事とマッチングした際にも、元の招待主に一定のインセンティブが付与されます。
これにより、知人のつながりが多いハブとなる人などがより招待されやすくなり、WAVEE全体のエコノミー拡大が加速します。
なお、WAVEEの拡大に応じて、同一人材を複数人が招待しようとするケースが発生した際は、先に招待した人がNFTを得ることが可能。結果として早期参加のメリットが大きく、アーリーアダプターなど初期ユーザの参加を促進させます。
規制を受けない形で「レベニューシェア型NFT」実現
日本においてNFTを含むトークンには、資金決済法や金商法などのさまざまな法規制が関連しており、有用なトークンが発行しづらい現状だといいます。
エッグフォワードでは国内のWeb3領域に精通した弁護士と議論することで、今回の「レベニューシェア型NFT」を、証券規制を受けない形で実現しました。
具体的には、同トークンは人・案件を招待して得られた収益の見返りである“債権”を表象するNFTとなっており、法的に求められる対抗要件などは、プラットフォーム側で遵守し、ユーザーが意識せず利用できるものとなっています。
同社は今後、人材紹介・仕事マッチング業界をより効率化し、従来より低コストで最適な人材が獲得できる場を構築していく方針です。
参考元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000043.000023045.html
(文・Haruka Isobe)