これにより、ニシムラ模型の地形モデルのデジタル可視化技術にContinuum.SocialのWeb3の位置情報+NFT技術を融合させた新発想の製品を世に出し、全世界に新たな価値感をつくり上げていくことを目指します。
当面は、次世代型ARイベントのプロデュース、コンテンツ提供、博物館・美術館のWeb3における連携支援、新感覚のメタバース空間構築、Web3を軸とする次世代型アプリ開発を進める方針です。
立体模型にプロジェクションマッピングを投影
ニシムラ模型は、模型・立体地図・VR・ARなどのコンテンツを手がける企業。VR・ARは、博物館や文化財施設などを中心に展開しています。注目したいのは、アナログとデジタルを融合させたプロジェクションマッピング模型。
製作実績である「湘南カントリークラブにPJM模型」は、ドローン測量データからつくられた立体的な地形模型に、プロジェクションマッピングを重ねたもので、四季を表現しています。
「国際地図学会議ICC 2019年東京大会」で展示した「関ケ原の戦い×地形模型プロジェクションマッピング」の動画では、合戦場での両軍の動きが模型に映し出されている様子を確認できます。
位置情報とNFT技術を活用したアプリ
Continuum.Socialは、スマートフォンの位置情報技術を活用し、NFTトロフィーを確認できるアプリ「サイバートロフィー」を開発し、2023年4月にリリースしました。同アプリは、地図上に現実世界の建造物のVRデジタルツイン(サイバートロフィー)を配置し、現実世界でその場所に行くとアプリ上でサイバートロフィーを獲得できる仕組み。これにより、アプリユーザーを観光地や街のシンボル地点に誘導します。
アプリを利用する際は、Web3技術を意識することなくウォレットと接続。サイバートロフィーはNFTとしてそのウォレットに自動的に保管されます。このNFTには獲得の場所と時刻も記録されるので、ユーザーは自己の行動履歴をウォレットで保有できることになります。
ユーザーは、NFTトロフィーをコレクションとして集めることでさまざまな特典を受けることが可能。チェックインしたり、サイバートロフィーを獲得したりするごとにポイントが付与され、このポイントは将来Continuum.Social DAOが発行するトークン「CSトークン」に交換できます。
なお、同アプリはブロックチェーン技術を利用して基盤となるプロトコルをDAOとして組織し、その上で機能するプラットフォームです。
参考元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000124227.html
(文・Higuchi)