一方で、安易に生成AIを利用することでさまざまな課題が浮上しており、企業では情報漏洩といった深刻なセキュリティリスクの危険性が指摘されているとのこと。
そこでフォースネット株式会社(以下、フォースネット)は、自社環境(オンプレミス)で安全に利用できる生成AI専用アプライアンス「Chat AI BOX」を2023年7月3日(月)より販売します。
情報漏洩などのセキュリティリスクを低減
Chat AI BOXは、APIを利用することで、入力した情報をクラウドシステム側に学習させない仕様のため、情報漏洩などのセキュリティリスクを低減させます。また、本体も社内のLAN環境に設置して利用されるため、クラウドサービス型にありがちなインターネット経由での不正なアクセスや攻撃を受ける心配がありません。
従業員のプライバシーに配慮
通常、生成AIサービスを従業員が利用する場合、各ユーザー単位でアカウントが異なるため、従業員が入力した情報に関して会社側で把握や管理することは困難だといいます。Chat AI BOXは各従業員が入力した情報の履歴を機器内に蓄積する機能や、管理者が閲覧・確認する機能を有しているため、野放図になりがちなAI利用を企業側で把握することが可能です。
このログ情報は従業員個人を特定できる情報は削除された形で保存されており、従業員のプライバシーに配慮された設計となっています。
セットアップを遠隔から行える
Chat AI BOX導入にあたって、新たにネットワーク機器や購入や、インターネット回線の変更や固定IPの取得、ネットワーク機器の設定変更などの作業は必要はありません。社内LAN環境にChat AI BOXを接続するだけで、セットアップを遠隔から行えるため、申し込みから最短で利用を開始できます。
また、導入したChat AI BOXはフォースネットの運用監視システムにより24時間365日遠隔で監視されており、安心して利用し続けられるでしょう。
ChatGPT v3.5およびv4.0に対応
現在、Chat AI BOXはOpenAI社のChatGPT v3.5およびv4.0に対応。Google社のBardや企業が独自に構築する蓄積型AIシステムなど、今後登場する生成AIシステムを統合利用することを目指したマルチAI設計となっています。
今後もフォースネットは、AIの進化にとともにChat AI BOXをアップデートしていく計画です。
参考元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000117135.html
(文・Haruka Isobe)