今回は、愛知県の実証プロジェクト「AICHI X TECH 2023(以下、AXT)」における協働実証10課題を公開。7月21日(金)まで、スタートアップなど参加企業を募集しています。
企業と連携して行政課題を解決、採択企業には経費支給
「AXT」は、愛知県と企業などとの連携で、県庁内の各所属が抱える行政課題についてICTを活用して課題解決に向けた実証実験を実施するプロジェクト。昨年に続く2回目の開催となります。
8月には採択事業者を決定し、8月下旬-12月を実証実験期間とする予定です。
審査により選ばれた事業者には、上限100万円(税込)の実証プロジェクト経費を支給。今年度の開発・実証実験を通じて効果を検証し、次年度以降の展開を検討します。
なお、7月7日(金)の14:00~15:10に、企業などに向けたテーマ説明会をオンラインで実施。参加費無料、当日参加も可能です。
10の課題を公開!
以下、今回公開された10の課題を簡単に紹介します。
市町村手帳をデジタル化し、市町村手帳の利便性を高めたい!
市町村手帳に掲載されている情報をWebアプリなどでデジタル化し、手帳の利用状況を把握するとともに、行政事務の効率化が図られるかを検証します。一人一人の状況に合わせた防災情報を提供し、県民の『自助』を促進したい!
災害時の被害者低減に効果が高い「自助」の取り組みとして、県民の属性・とりまく環境などの情報を考慮した個別最適な実践メニューを提案するWEBツールを作成し、効果を検証します。イチゴ新品種『愛きらり』の特性を、クラウドカメラなどで解明したい!
県内12の地域で試験栽培している「愛きらり」の生育を遠隔地からリアルタイムに細かく観察することで、品種特性を解明します。このほか、下記のような課題が提示されています。
・中古商品自動車に係る自動車税種別割の減免申請手続をしやすくしたい!
・長期休館中も美術館ファンとつながり、ファンを楽しませたい!
・温室効果ガスの削減に係る要因分析を行い、県有施設の積極的な取組を加速させたい!
・感染症発生動向調査をデジタル化し、事務作業を効率化したい!
・自動車装飾部品などの耐食性評価をデジタルで支援し、公設試験研究機関の評価技術を適切に伝承したい!
・ICTの力で地籍調査業務の事務負担を軽減したい!
・蓄積された行政情報を簡単に発見できる庁内システムを構築したい!
参考元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000048.000072562.html
(文・Higuchi)