株式会社FLUX（以下、FLUX）は、第三者割当増資および新株予約権付社債と、金融機関からの融資などを合わせて総額44億円のシリーズBラウンドを実施。累積資金調達額は56億円となりました。

今後、同社はノーコードAIプラットフォーム「FLUX AI」の開発、採用活動を強化する方針です。

ノーコードAIプラットフォーム「FLUX AI」

FLUX AIは、予測分析・自然言語処理・大規模言語モデルなどのAI技術を開発スキルや知識がなくても簡単にビジネス活用できるノーコードAIプラットフォーム。

FLUXではFLUX AIを利用して、媒体社向けサービス・広告主向けサービス・全事業者向けサービスなど、ノーコードで利用できる複数のサービスを提供しています。

・FLUX AutoStream…広告収益最大化・運用工数削減を実現するサービス

・FLUX Targeting…デジタル広告配信におけるオーディエンスの最適化を行うサービス

・FLUX Market Place…大手メディアにて、ユーザー行動データを活用したユニークなセグメントに対して広告配信ができる、プレミアムな広告メニューを提供するサービス

・FLUX Layout…ウェブサイトの自動最適化サービス

・FLUX CMS…ウェブサイト作成・管理サービス

・FLUX Insight…データとAIを活かした事業推進支援サービス

AIを利用して最適化・需要予測などの機能を持つサービスを開発する場合、データ整備やモデル構築に多くの時間と費用がかかりますが、FLUXではこれらを共通基盤とすることで効率的にサービス開発を実行。

なお、複数のサービスを通じて得られる膨大なデータは共通のデータベースに蓄積されます。月間100TBのデータ量が増加しており、データガバナンスやプライバシーに配慮した上で活用することによってサービス全体の性能向上に繋がっています。

開発・採用活動を強化

『テクノロジーをカンタンに。経済価値を最大化する。』をミッションに掲げるFLUX社。今回調達した資金は、引き続き性能向上のための開発に加え、生成AIを活用したクリエイティブ生成やコンテンツ生成といった新機能開発にあてるといいます。

また、広告・マーケティング領域のサービス開発で得た技術やデータを活かした“他領域へのサービス展開”や、技術投資・人材採用を強化なども行う方針です。

参考元：https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000033.000039289.html

FLUX AI　サービスサイト：https://flux.jp/service/

（文・Haruka Isobe）