ブロックチェーン技術の出現により、今後ますますNFTマーケット市場の発展が期待されている近年。

一方で、元々デジタルデータ自体は簡単にコピーできることから、海賊版や無許可のNFTが多数出回るなど、業界は多くの課題を抱えているといいます。

特に、日本は国際的に人気となるアートやコンテンツの宝庫であり、安全性や真贋の担保に関わる対策が早急に求められているとのことです。

そんな中、安心安全なNFTマーケットの構築を目指す株式会社JPNFT（以下、JPNFT）と、NFTマーケットプレイスを運営するSBINFT株式会社（以下、SBINFT）は、利用者に安心安全なNFTを提供するマーケットプレイス構築に向けての業務提携に合意。正規版NFTの流通促進を目指します。

「jpnft」と「SBINFT Market」

JPNFTが運営する「jpnft」は、日本のコンテンツIPのNFTに関する公式の情報を公示することで、権利者により発行された、または権利者の有効な許諾の下で発行された正規版NFTと、無断発行された無許諾NFTを区別するプラットフォームです。

一方、SBINFTが運営する「SBINFT Market」は、国内外で需要の高い二つのパブリックチェーン（Ethereum・Polygon）を採用したNFTマーケットプレイス。

特定の管理者が存在せず誰でも自由に参加できるパブリックチェーン上で、詐欺やハッキングなどのリスクからユーザーを守り、健全なNFT取引を楽しめるよう、厳正な審査を通過した事業者やアーティストによるクオリティの高いNFTを提供してきました。

正規NFTであることを確認可能に

今回の提携によりJPNFTらは、jpnftに登録・公示されたコンテンツをSBINFT Marketにて取引する場合、jpnftでの正規ライセンス情報照会やjpnft認証マークの表示を通じて、正規NFTであることを確認可能にするとのこと。

SBINFT Marketにおけるjpnftコンテンツの公開は、2023年夏頃を予定しており、両社はNFT業界の発展にセキュリティの観点からも貢献していきたいと考えているようです。

参考元：https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000123466.html

（文・Haruka Isobe）