・センサーで故障をキャッチ
パナソニック製のリチウムイオン電池を採用していて、フル充電されたバッテリー2つをセットすると100マイル(約161キロ)走行可能だ。
このスクーターの特徴の1つは、車体のあちこちにセンサーを搭載していて電池残量や故障などを連携するスマートフォンアプリに表示するほか、燃費のいい運転なども指南する。
・街中にバッテリーステーション
それにもましてユニークなのは、バッテリーステーションなる構想だ。開発元によると、ユーザーは街中に設置されたステーションに行って残量の少なくなったバッテリーを充電されたものに換えて利用する。
ステーションに並べられたバッテリースロットに、空のバッテリーを入れると、満タン充電されたもののロックが外れるという仕組み。盗難防止としてユーザーは1回に1つの電池しか取り外せないようになっている。
ユーザーはまた、アプリで最寄りのステーションを検索したり、バッテリーを予約したりすることも可能だという。
・すでに1億5000万ドル資金調達
このスクーターを実用化するにあたっては、どれくらいスタンドを設置できるかが重要なポイントになるが、都市部などでエリアを限定してガソリンスタンドにステーションを置くなどすれば、夢物語ではなくなる。
事実、開発元はこれまでにHTC創業者らから1億5000万ドルもの資金を調達済みで、今後、実用化を加速させるとみられる。車体価格、電池利用料などはまだ検討中のようだが、従来のバイクとかけ離れた設定でなければ受け入れられる可能性はありそうだ。
Gogoro