そんな中、株式会社全日警(以下、全日警)は、銃犯罪やレジ・両替機を破壊する強盗の早期発見ソリューションの提供を開始しました。
AI画像解析「SCYLLA」
全日警は、2022年7月に米国のScylla Technologies社とパートナー契約を締結したと発表。同社が開発するAI画像解析ソフトウェア「SCYLLA(スカイラ)」の取り扱いを開始しました。「SCYLLA」には、危険物検知・侵入検知・人物検索・人流分析などを実行する複数のAIが搭載されています。そのため、安全管理はもとより、顧客満足度向上に寄与するデータを取得することも可能です。
また、既存の防犯カメラなどに導入可能。犯罪発生後の事実確認のために用いられがちな防犯カメラなどを、犯罪被害拡大の防止や迅速な対応を実現するツールへと低コストでアップデートできます。
銃器・破壊行為・顔を隠した不審者を検知、通知を発信
今回のソリューションは、カメラ映像を画像解析し、リアルタイムで「銃・ライフル・散弾銃」「レジ破壊・両替機破壊」「顔を覆い隠した不審者」を検知します。銃器を検知した場合は、関係者にアラートを送信。被害の最小化と犯人の迅速な摘発を可能にします。
また、目出し帽やフルフェイスのヘルメットを着用した人間が来店した際や破壊行為を検知した場合にも管理者に通知を発信。警察や警備会社への迅速な連絡を促し、犯罪拡大を防ぐことを可能にします。
なお、物体検出は、背景のシーンや動きに影響されません。静止しているカメラや動いているカメラからのビデオストリームの内容を正確に分類できるようです。
価格は、小型エッジサーバーが60万円~、ソフトウェアライセンスが年額6万円~となっています。
参考元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000103526.html
全日警SCYLLA特設ページ : https://www.zennikkei.co.jp/solution/scylla/
(文・Higuchi)