CafeSnapは、『東京カフェマニア』を始め数々のガイドブックで知られるカフェのスペシャリスト、川口葉子氏が監修。厳選されたカフェの情報が、スマホからその場で検索できるiPhoneアプリだ。
オールアバウト、大井彩子(おおいあやこ)、アプリビジネス開発室マネジャーに、話を聞いた。
Q.ずばり、「CafeSnap」とはどのようなアプリですか?
「特徴は大きく3つです。
コーヒーや空間、コンセプトなどにこだわりのある“個性の光るカフェ”を紹介する日本初のカフェアプリです。監修として、オールアバウト「カフェ」ガイド川口葉子さんが参加し、専門家の審美眼で厳選した“個性の光るカフェ”を紹介しています。
CafeSnapはカフェ探しに特化した検索機能を搭載しています。『落ち着いた雰囲気』『ゆったりソファがある』などカフェの特徴13項目と、『現在地周辺』『Wi-Fiあり』『ランチメニューあり』など店舗情報15項目を掛け合わせ、理想のカフェを楽に検索できます。
掲載されている登録店舗に対して、ユーザーとカフェの両方が写真を投稿できます。両者が写真を投稿することで、新メニューや店内の様子など、カフェの最新情報がアプリに集まる仕組みにしています。」
Q.そもそも、どのような経緯でこのアプリを開発する事になったのでしょうか?
このサービスに発展した経歴と共に教えてください。
「個性の光るカフェは、駅前にある大手チェーンのカフェとは違い、駅から少し離れていたり、ビルの上階にあります。
“そこにあること”を知らなければ“見つけることができない”。私自身『カフェに行きたいのに、カフェ探しは大変、そして難しい』と感じていました。
ユーザーインタビューをしてみると、カフェ好きの女性ユーザーがカフェを探すのに平均で30分も時間がかかっているというデータもあったので、“個性の光るカフェ”をもっとラクに楽しく探せるアプリが欲しいと思い発案しました。
また、昨今は、コンビニのプレミアムコーヒーや、サードウェーブコーヒーが話題となり、人々の関心がコーヒーやカフェに向いてきていることもあり、今後成長が期待できる市場だと感じたことも理由です。」
Q、今回新機能として”大阪・名古屋エリア"への切り替え機能が追加になりました。
ユーザーにはどのように使って欲しいですか?
「自分が住んでいるエリアを設定して、日常的にお使いいただきたいのはもちろんですが、あわせて他のエリアのカフェを知っていただき、「あのカフェに行きたいから大阪に行こう、名古屋でカフェ巡りしよう」という人が増えたらいいなと思っています。
“個性の光る、そこにしかないカフェ”だからこそ、カフェは将来、旅行する際に目的地のひとつになるのではと考えています。」
Q.このアプリを開発中、苦労した点はありますか?
「アプリというとすごくデジタルなものという印象があるかと思いますが、だからこそ、私たちはできるだけアナログなところを大切にしながら作りました。例えば、今回掲載させていただいている店舗は全店(450店舗)
私たちから連絡をし、『カフェ好きの人を増やしたい、そして個人カフェ業界を盛り上げたい』というビジョンを伝え・内容を理解いただいた上で、掲載許可をいただき、店舗情報の掲載をしています。またユーザーインターフェースにもかなりこだわっており、ユーザーインタビューを通じて3回ほどデザインを作り直したのも苦労した点です。」
Q.このアプリを使ったユーザーの反応はいかがでしたか?
「『こういうアプリ、欲しかった!』『カフェが厳選されているのがいい』『CafeSnapで見つけたカフェに行ってみたら、すごくよかった!』というお声を多くいただいています。エリア拡大と、厳選感のあるカフェの店舗数をもっと増やして欲しいというご要望をいただいております。」
Q.今、他のアプリとのコラボキャンペーンをされているそうですね
「現在、ハイヤー配車アプリ「Uber」と清澄白河を舞台にした、“カフェ巡礼キャンペーン”を実施しています(2014年2月末日まで)が、今後もアプリのコンセプトやターゲットユーザーの親和性が高い企業や団体とはどんどんコラボをしていきたいと思っています。
また今後の目標としては、CafeSnapを通じて、『個性の光るカフェが好きな人を増やす』をビジョンに、首都圏・大阪・名古屋に続くエリアの拡大。さらに、1年後には登録店舗数を1000店まで拡大したいと考えています。CafeSnapを通して、たくさんの人が個性の光るカフェに出会い、その魅力を体験し、好きになってもらえたら嬉しいです。」
グルメコーヒーブームも手伝って、淹れ方や豆にこだわるカフェも多くなってきた。CafeSnapはユーザーからの投稿も見られて、信頼できる最新の情報が即座に見れるのも魅力的だ。
カフェ探しをもっとラクに、もっと楽しく CafeSnap (iPhoneアプリ)
(Writer: Saera Jin)