体内水分が2%失われると、のどが渇き始め、運動能力が低下する。4~5%で疲労感や頭痛、めまいなどの脱水症状を発症、10%に達すれば、死に至ることもある。水分の摂取は、人間にとって欠かすことのできない、とても大切なものなのだ。
個々に必要な水分摂取量をアプリが算出
中国のスタートアップ企業によって開発された、「Whatever SMART CUP」は、個人に必要な水分摂取量を、専用アプリによって通知するという、近未来型のカップ。3Dセンサーで、中に入れられた飲み物の温度まで感知してくれるスグレモノである。
まずはアプリに年齢や身長、体重等の個人情報を入力。それを元に、個々の水分摂取量が算出される。あとはカップに飲料を入れて、飲むだけ。今現在必要な水分が摂れているかどうか、アプリを見ればわかる仕組みだ。
他のユーザーと繋がれるシェアリング機能も搭載。メッセージ機能を使って、「おつかれさま!何か飲んで一息入れて!」など、家族や友人など親しい人が、水分補給を促すこともできるのだとか。
スタイリッシュなデザインで持ち運びにも便利
動力源は400 mAhのリチウム電池。1回の充電で、約18日間使用可。中の液体が熱過ぎるときは、カップの表面に組み込まれたライトバーに、警告が表示される。
デザインはかなり、スタイリッシュ。哺乳瓶やおしゃぶり同様、人体に有害なBPAを含まない素材でできているので、安心して利用できる。
「Whatever SMART CUP」は現在、「pozible」で資金調達中。予定額に達しているが、支援は2月5日まで受け付けているとのこと。危険な脱水症状の防止に、貢献できるか注目である。
Whatever SMART CUP