RFIDシステム(Radio Frequency IDentification System 、媒体に電波・電磁波を用いたIDシステム)についても、特殊タグ付けの手間や、コストが高額で普及が進まないなど、店舗や工場現場での導入には課題が多く残っているとのこと。
そんな中、株式会社シーエスコミュニケーションは、AI技術を活用した製品認識サービス「エッジIRリーダー」のβ版をリリースしました。
AIでバーコードのない製品を認識する同サービスにより、店舗での「無人レジ」「無人検品」を可能にします。
バーコードなしの製品を瞬時に認識
「エッジIRリーダー」は、バーコードなしの製品を、人の確認を介さず、正確かつ瞬時に画像認識するというもの。低コストで導入が可能で、店舗のほか、工場や、農林水産業などでの利用も想定しています。
同サービスは「エッジAI」技術を採用しており、データ処理はカメラ端末側などで行われ、その後加工されたデータがクラウドに送信されるシステムとなっています。
読み取りに使用するカメラは、天井や販売員の手元など、様々な場所に自在に配置可能。テーマパーク、特設イベント会場といった、レジなどの精算機器を顧客に見せたくない現場でも外観を損ねることなく設置できます。
AIカメラから読み取ったデータを高速で処理
「エッジAI」技術とは、データ処理をローカルネットワーク上で行い、加工したデータのみをクラウドに送信する技術です。データ通信やクラウド上での処理に要する時間を削減することができ、AIカメラから読み取ったデータを高速で処理します。
「エッジIRリーダー」の場合、これまでの動画認識技術では、読み込みに5〜6秒かかっていましたが、「エッジAI」を採用することで瞬時に認識できるようになりました。
多くの企業が人手不足に悩む昨今。「エッジIRリーダー」のようなサービスが広く普及する日は、そう遠くないのかもしれません。
参考元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000006.000106014.html
公式サイト:https://www.cs-com.co.jp/index.html
(文・S.Inosita)