Tシャツをキャンバスに、暗闇で“燐光の落書き”をしよう
そんな“燐光”をアパレルに持ち込んでみようという試みが、「Illuminated Apparel」である。明るいところで見ると、普通のTシャツのようだが、暗いところではTシャツが燐光のキャンバスになってしまうという。群集の中でも人目をひきつける、特殊なTシャツなのだ。
およそ5分後には光は消えてしまう
使い方はこうだ。Tシャツには特殊な蛍光発光塗料がプリントされていて、ユーザーはLEDランプやライトペンなどを使って、自由にラインを描いていく。すると、そのラインはおよそ5分間、暗闇の中でぼおっと光を放ち、淡い光がTシャツの上に浮かんで見える。光は徐々に弱まっていき、いずれ消えてしまうので、消えたあとにまた新たな“落書き”をして楽しめるだろう。
昨秋にKickstarterのキャンペーンで成功
「Illuminated Apparel」は昨秋に、資金調達プラットフォームKickstarterで目標金額3000ポンドを上回る4600ポンドを集めた。ライブやコンサートでパフォーマンスとして着用したり、ある一定のエリアでのみ、企業やグループが自社ロゴやメッセージを浮かび上がらせてアピールするなど、斬新なPR方法になるかもしれない。幻想的ともいえる不思議な光景は、人々の注目を集めること必至だろう。
Illuminated Apparel