そんな中、ジェネロ株式会社はシンジェンタジャパン株式会社とともに、農業用ドローンでの散布作業の適正化・効率化を図るWebアプリ「ドローン・アシスト」をリリースしました。
アプリの開発には、オープンソースCMS(コンテンツ管理システム)「Drupal」が活用されています。
効率的な散布に必要な設定値を確認可能
「ドローン・アシスト」は、屋外の作業現場にいる場合でもスマホから利用することが可能。「Drupal」のレスポンシブ・デザイン機能を活かしタブレットやPCなど異なる画面サイズの端末でも自然な操作感を実現。
ドローンの機体や散布装置をメニューから選択するだけで、散布試験などを通じ効果が実証されている薬剤を絞り込むことができます。
防除を行う圃場の寸法を入力することで、適正かつ効率的な散布を行うための様々な設定値の目安や注意事項などを把握可能です。
カミハヤプラットフォームを採用
「ドローン・アシスト」は、開発・稼働環境としてカミハヤプラットフォームを採用しています。同プラットフォームは、「Drupal」をPaaS環境として提供する米アクイア社のAcquia Cloudが基盤となっています。
「Drupal」は、国際機関、政府、大手企業などで利用されているオープンソースプロジェクト。コーポレートサイト、ブランドサイトなどに導入されており、スマホやデジタルサイネージ、キオスク、会話型スピーカーなどIoT分野での利用も進んでいます。
オープンソースを取り入れたエコシステムを構築予定
今回の「ドローン・アシスト」について、ジェネロ株式会社の竹内大志代表取締役は、以下のようにコメントしています。
ジェネロでは、Drupalに特化した開発業務を行なってきておりますが、近年、APIを利用したシステム連携のプロジェクトが増えてきています。今回のドローンxDrupalという農業ロボティクスの事例をはじめ、産業分野での活用ケースは今後も益々増えていくことが期待されます。
ジェネロ株式会社は今後、農業生産現場の要望を参考に機能を随時改善し、オープンソースを取り入れたエコシステムを構築し、サステイナブルな食糧生産への貢献を目指すとのことです。
参考元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000060.000029198.html
ジェネロ株式会社公式サイト: https://genero.jp
(文・S.Inosita)