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Tech ソーラーで発電、ごみの量を検知!IoTスマートごみ箱「SmaGO」がG7広島サミットで展示

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ソーラーで発電、ごみの量を検知!IoTスマートごみ箱「SmaGO」がG7広島サミットで展示

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株式会社フォーステック、株式会社KDDI総合研究所、株式会社ヘラルボニーの3社はG7広島サミット2023の国際メディアセンターにIoTスマートごみ箱「SmaGO(スマゴ)」を設置し、デジタル技術とアートとの融合による持続的社会の実現に向けた取り組みを紹介しました。

50カ国以上で導入されている「SmaGO」


SmaGOは、株式会社フォーステックが展開する、スマートごみ箱を活用したソリューション。このごみ箱は世界では50カ国以上で80,000台以上導入されており、各地でごみ回収の効率化・最適化、街の美化を実現しています。

ソーラーで発電し蓄電


SmaGOは上部のソーラーパネルで発電し蓄電するため、電源が不要なだけでなく、環境に負担をかけずに利用できます。使用電力も1日5W以下と非常に少なく、2週間ほど悪天候が続いても問題なく作動します。

ごみを自動で圧縮


SmaGOにごみが一定量貯まると、自動で圧縮機能が作動。およそ1/5に圧縮し、1台に600リットルのごみを溜めることが可能なため、ごみ箱が溢れることがなくなり、街の清潔さを保ちます。

通信機能でリアルタイムにごみの量を管理・分析


SmaGOは内部のセンサーが溜まっているごみの量を常に検知し、4G通信機能でクラウドに共有。PCやスマートフォンからリアルタイムに各ごみ箱のごみの量を確認できます。

ごみ箱がいっぱいになるとメールアラートが飛ぶ機能や、ごみが溜まりやすい場所や時間を分析する機能もあり効率的なごみ回収を可能に。

持続的社会の実現に向けた取り組み



フォーステックとKDDI総合研究所は、ぽい捨てやごみ箱からの溢れを低減するため、SmaGOを設置し、SmaGOで収集したごみの蓄積データや人流データをシミュレータで分析し、SmaGOの設置効果を検証しています。

今回、フォーステックらはG7広島サミット国際メディアセンターにおいて、その取り組みを紹介。KDDI総合研究所が開発したSmaGOに投入されるごみの種類(びん、缶、ペットボトル)を自動で判別する「資源自動判別装置搭載SmaGO」のプロトタイプを、会場内のごみ箱として設置し、デモンストレーションを行いました。

今後フォーステックらは、海洋プラスチックごみの削減に向け、流出の要因となるぽい捨てごみ削減および資源循環を促進するデジタルトランスフォーメーションを推進していく方針です。

アートとの融合


2023年4月1日にヘラルボニーとフォーステックはごみを正しく捨てることからはじまる循環型社会の形成を目指した「スマートアクションプロジェクト」を開始。その一環で、これまでに東京・表参道沿いの歩道にヘラルボニー契約作家のアートでラッピングされたSmaGOを設置し、運用してきました。

今回、G7広島サミット国際メディアセンターにおいても、開催地広島県在住の作家などのアート作品で彩られたSmaGOを設置・運用しました。

参考元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000207.000039365.html

公式WEBページ:https://forcetec.jp

(文・zio)

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