そんな中、取締役会DXプラットフォーム「michibiku」を手掛けるミチビク株式会社は、第三者割当増資と金融機関からの融資によって、累計2億円を資金調達したと発表しました。
第三者割当増資の引受先は、DIMENSION株式会社、みずほキャピタル株式会社、エンジェル投資家の有安伸宏氏など。融資は、株式会社日本政策金融公庫、株式会社商工組合中央金庫が行いました。
AIによる議事録の作成支援などに対応
「michibiku」は、取締役会の運営効率化と意思決定の質向上を実現する取締役会DXプラットフォームです。ペーパーレス化や脱ハンコに加えて、取締役会に必要なデータを一つのプラットフォームに集約し、デジタルに置き換えることで業務を効率化します。
AIによる議事録作成支援に加えて会議の内容を定量的に可視化することで、会議のPDCAを可能にします。
AIによる会議音声の「自動文字起こし」機能のほか、会議参加者の対応状況を一覧表示する「対応ステータス」機能や、オンラインでの登記申請をサポートする「オンライン登記」、招集通知や議事録などの作成ができる「書類作成サポート」機能などを有しています。
重要な会議をデジタル化することで、意思決定の質向上・新しい価値創出の機会を増やし、取締役会などの機能発揮の実現を目指します。
重要会議の運営改善プラットフォームへの転換が目標
ミチビクは、今回調達した資金を「michibiku」の開発強化、マーケティング、人材採用などに使用します。同社は、将来的に「michibiku」を取締役会の質向上にも寄与する「重要会議の運営改善プラットフォーム」へと転換することを目標としています。
みずほキャピタル株式会社の投資第1部、天野朋之氏は、今回の出資について以下のようにコメントしています。
michibikuは取締役会のDX化により、管理・運営の効率化のみに留まらず、取締役会の実効性評価が可能になる等、コーポレート・ガバナンステックとして、大きく飛躍されることを期待しています
参考元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000010.000087208.html
(文・S.Inosita)