キャッシュレス決済は、消費者の利便性向上だけでなく、店舗のレジ精算業務の削減など現金取扱いの手間や時間の削減、消費者の手持ち現金不足による機会損失の防止などに繋がるとされています。

そんな中、株式会社SOXAI（以下、SOXAI社）は、同社が開発・販売する健康管理用スマートリング「SOXAI Ring（ソクサイ リング）」にタッチ決済機能を追加することに成功しました。

同社によると、健康管理機能とタッチ決済機能を搭載したスマートリングは世界初（*）とのことです。

*…「バイタルセンシング機能もしくは決済機能を搭載したスマートリング」を開発する各社の公開情報より（SOXAI調べ、2023年5月時点）

睡眠から心身の状態まで正確に取得・分析

SOXAI Ringは、光学バイタルセンサー、温度センサー、加速度センサー、ジャイロセンサー、BLE通信機能、NFCワイヤレス充電機能などの最先端の技術を活用したスマートリング。

幅7.6mm、厚み2.5mmというコンパクトなサイズを実現しており、装着者に負担を与えることなく、心拍数／心拍変動、皮膚温度、酸素レベル（SpO2）、活動量といったデータを高精度で取得します。

また、取得したデータを独自のアルゴリズムで分析し、睡眠状態、活動状態、ストレス状態などをモバイルアプリ上に表示することが可能。様々な健康指標を分かりやすくスコア化することで、ユーザーの特性にパーソナライズされた生活習慣や睡眠の質の改善に繋げます。

スマート決済機能が追加

今回、SOXAI社は想像以上に多くの人からSOXAI Ringの決済機能の搭載を求める声が寄せられたことにより、タッチ決済機能の追加に至ったそう。

同機能の搭載により、日常生活におけるSOXAI Ringの利用機会増加に繋げ、継続的な健康管理を自然な形で促進することが可能になります。

また、利用者のヘルスケアデータに購買データを組み合わせることで、パーソナライズされたヘルスケアアドバイスの提供を実現します。

SOXAI社が公開しているデモ動画では、SOXAI Ringを国際ブランドの決済端末にかざしてタッチ決済をしている様子が確認できました。

2024年以降に提供開始予定

SOXAI社は、SOXAI Ringのタッチ決済サービスを2024年以降に提供開始する予定です。

今後の拡張性としては、NFC決済機能と同様の技術で実現できる「自宅ドアの施錠機能」「オフィスビルへの入退館機能」などの実装が挙げられるとのこと。

同社は今後、イシュア選定を含め国内外の大手企業らと連携を強めながらサービス化を目指す方針です。

参考元：https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000012.000089024.html

「SOXAI Ring」公式サイト：https://soxai.co.jp/

（文・Haruka Isobe）