外国語ドキュメントの制作管理などをAIで自動化
オルツは、自動議事録ツール「AI GIJIROKU」や、AIとの自由対話が可能な音声対話ソリューション「AIコールセンター」などのプロダクトを開発している企業です。
2021年9月に、独自の大規模言語モデル「Large-scale Heuristic Thinking Model(LHTM)」を披露し、2023年2月には「LHTM-2」を発表しました。
今回の業務提携では、オルツの大規模言語モデルから生まれた生成系AI技術と株式会社翻訳センターが保有する顧客基盤や言語資産を組み合わせ、外国語ドキュメントの制作・翻訳・管理をAIで自動化・効率化するプロダクトの開発に向けた実証実験が行われます。
自然なテキストの生成・作成補助を実現
「LHTM-2」は、OpenAIが提供する大規模言語モデル「GPT-3」などと同水準のパラメータ数で構成されている大規模言語処理モデル。
自然なテキストの生成および作成補助を実現しながら、事実に基づく出力を内部的に誘導することなどが可能。機械翻訳や自動要約、テキスト生成、対話など、様々な用途に利用することができます。
オルツは、同社のサービスである「AI GIJIROKU」や「AIコールセンター」に「LHTM-2」を組み込んでいます。
個人のライフログを入力する実験も実施
オルツは過去に、「LHTM-2」に個人のライフログを入力し、個人の思考を再現する形で対話を行うという実験を実施しました。
その結果、当該の個人に非常に類似した言語活動を行うモデルの開発に成功したとのことです。
同社は今後も、すべての人が時間や空間といった制約に縛られることなく活かされる社会や「人類の労役からの解放」の実現に向け、研究開発・サービス化に邁進する方針です。
参考元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000030.000111359.html
オルツ公式サイト:https://alt.ai/
株式会社翻訳センター公式サイト:https://www.honyakuctr.com/
(文・S.Inosita)