長引くコロナ禍や小売業の人手不足の影響により、店頭でのデモ販促は中止されていましたが、本実験では非接触型ロボット「KettyBot」と分身ロボット「OriHime」の2種類のロボットを活用して店頭販促が行われます。
ロボット活用により働き方の新たな可能性を探る
テクノホライゾン株式会社提供の「KettyBot」は、脳科学や行動科学を応用した非接触型ロボット。シズル音や映像、POP、香りなど、五感に訴える仕掛けを搭載しています。映像やPOP類には、コニカミノルタ株式会社提供の、感性脳科学と画像解析を融合して“人の感性を見える化”する「EX感性サービス」を活用。脳科学、AIの科学的な観点から売れるデザインに精度を上げて展開しています。
香りは、株式会社プロモツールが提供するディフューザー「セントPOP」を活用し、販促効果を高めるとのこと。
また、分身ロボット「OriHime」は、在宅勤務者や、距離・身体的な問題により店頭で働けない人が操作。オノマトペや方言などの地域性を生かしたコミュニケーションで、商品の魅力や機能を紹介しているそうです。
人手不足問題に悩む「小売業」と多様な働き方を望む「働き手」をつなぐ社会実験として、「働き方」の新たな可能性を探る取り組みとなりそうです。
実証実験概要
【実施店舗】全日食チェーン加盟店シティーマーケット「うおまつ」本店(茨城県つくば市上横場2216-3)【実験期間】5月15日(月)~21日(日)実験、 比較実験は6月上旬に実施予定。
【実験内容】五感を刺激する店頭ツールとして「非接触ロボット(KettyBot)」、「分身ロボット(OriHime)」を活用し、店頭販促ツールとしての可能性を探る。データの比較を行うため、同格の店舗にて同価格で対象商品を販売。効果測定の基準とする。
参照元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000018.000000265.html
(文・Sada Yuka)