そんなときに活躍してくれそうなのが「Beartooth」だ。携帯電話の通信が動作しないときでも、通信網を作り出すスマートフォンケースだという。
「Beartooth」はP2Pの通信方式で、付近の「Beartooth」ユーザー同士をつなぎ、ネットワーク環境を創出する。まず、ユーザーはスマートフォンに「Beartooth」ケースを装着し、アプリを起動する。すると、2、3マイル以内にいる他の「Beartooth」ユーザーと接続でき、音声通話をしたり、テキストを送ったりできる。ただし、この対応距離については、地理的環境に左右される点は留意しておきたい。
また、このスマホケースは2000mAhの予備バッテリーとして用いることもでき、VHF、UHFラジオとしての機能をもっているのも便利。
「Beartooth」があれば、電波状況が大混雑しているコンサートやイベント会場などの人ごみで活躍するだけでなく、通常の携帯電話の通信網から離れた遠方の場所、登山やアウトドアスポーツに出かけることが多い人にとってはかなり有用だろう。
このケースは、現在のところiPhone 5/5S、6/6+やGalaxy S4/S5などのメジャーな端末に対応しているが、今後、対応端末を拡大していく見込み。
Beartooth