そんな中、SELF株式会社は自社開発のコミュニケーションAIをOpenAIが展開する「ChatGPT」と相互連携させる新システムを開発し、データ学習とGPT連携を備えた次世代チャットボットサービスをリリースしました。
次世代チャットボットサービスの初期費用は15万円から(別途維持管理費用が必要)。AIを活用することで、従来のチャットボットに見られた導入・運用時の手間を解決し、短納期での導入を可能にします。
ドキュメントなどを学習させることで会話パターンを生成
今回、SELF株式会社がリリースしたサービスは、AIによる解析とGPT連携によって、チャットボットを生成するというものです。学習に必要なデータは、ドキュメント、テキスト、該当するURL、CSV、エクセルなど。これらのデータから学習を行い、最短4日で運用可能な状態のチャットボットが完成するそうです。
同サービスでは、電話番号やメールアドレスといった個人情報の入力を拒否するよう設定することが可能。また、話題・提案情報の範囲を限定できるため、ライバル製品の話題などに答えないようにするといった制限を盛り込めるとのこと。
運用中のチャットボットからのデータ移行にも対応しており、既存のデータを各種ドキュメント、CSVなどで出力するほか、該当するFAQページなどをSELF株式会社に知らせることでデータを移行できます。
なお、次世代チャットボットは、FAQ対応のほか、サイトの内容を伝えたり、ユーザーのサイト検索をサポートしたりするといったことにも対応しています。
提供されている運用プランについて
2023年5月現在、SELF株式会社は、次世代チャットボットの「ライトプラン」や「ミドルプラン」などを提供しています。
前者は、次世代チャットボットをFAQ対応やサイト内容の案内に限定した形で運用するプラン。初期費用は15万円で、維持管理費用は月額15万円です。
後者は、「ライトプラン」の内容に加えて、せールス活用や、販売促進の提案、製品情報の提案など、個別のニーズにも対応するプラン。初期費用は50万円、維持管理費用は月額20万円です。
なお、各プランの費用は、学習対象となるドキュメント数、利用会話数などで価格は変動。最終的な価格は、担当者がヒアリングを実施した後に決定します。
SELF株式会社の次世代チャットボットの登場によって今後、自社のWebサイトなどにチャットボットを導入する企業がさらに増えていくかもしれません。
参考元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000107.000018339.html
公式サイト:https://self.systems/services/
(文・S.Inosita)