Nolieでは、限定された専門知識をインストールすることで、信頼性の高い情報を提供する自然会話AIを作成することが可能。業務に関わる専門知識をインストールすることで、社内外での情報共有や顧客対応の効率化、自社WEBサイトへのAI導入ができるようになります。
GPT-4の問題
現在、GPT-4をはじめとしたAIをビジネスで活用する際の大きな課題として「ハルシネーション問題」が存在しています。ハルシネーション問題とは、GPT-4などが実在しない情報や事実を生成する現象のことで、この問題が解決されない限り、ビジネスでの活用が限定されてしまいます。
この問題の解決策として、限定されたデータを用いることでGPT-4の活用範囲を広げたのが「Nolie(ノリエ)」です。このアプローチにより、GPT-4が生成する情報の正確性と信頼性が向上し、企業やユーザーにとってより安全で有益なAIとなります。
社内ツールとしての導入例
・社内情報共有の強化
Nolieは社内情報共有ツールとして活用できます。これにより、社内情報の検索にかかる時間が短縮され、業務効率の向上が期待できます。また、ファイルの内容から検索できるため、社内規定や手続きに関する質問に対して、正確かつ迅速に回答を得られるようになります。
・社員のスキル向上や顧客対応の効率化
Nolieに業務や商品に関する知識をインストールすることで、社員が自分のペースで学習できる環境をつくれます。たとえば新人研修や新商品情報の習得においてNolieを活用できます。また、電話対応やメール対応において、Nolieを参照しながら顧客への回答や対応を行えるので、問い合わせに対して迅速かつ正確に対応することが可能。
WEBサイトの導入例
・顧客サポートチャットボット
サポートチャットにNolieを導入することで、質問に対して迅速に正確な回答を提供できます。ユーザーが問題を解決する時間が短くなりますし、カスタマーサポートチームの負担が軽減されます。また、AIは多言語対応が可能なので、顧客は母国語でサポートを受けられます。
・パーソナライズレコメンド
顧客が何度もECサイトを訪れた際にも、新鮮なレコメンドを提供できます。顧客の購入履歴や閲覧履歴から、顧客に適した商品をオススメ表示したり、類似した商品を提案したりすることができます。
・そのほかの活用例
地域に特化した観光情報案内AI、ECサイトのカスタマーサポート、インフォメーションセンター、スタッフ教育など、様々な用途に利用可能です。
参考元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000007.000092747.html
(文・橋本憲太郎)