移住者の増加や地域活性化に貢献
凸版印刷はDX事業の核となるシステム開発部門の体制強化を目的に、これまで長野県や福岡県、沖縄県などに開発拠点を設立してきました。今回は、北海道函館市に新しい開発拠点である「ICT KŌBŌ HAKODATE」を開設。これにより、U・J・Iターン希望者の採用による移住者増加や多様な働き方の実現、北海道地域での採用を拡大を通じて、地域活性化に貢献します。
また、函館市と「協働のまちづくりに関する包括連携協定」を締結し、相互連携のもと地域の課題に取り組んでいくとのことです。
函館市西部地区の歴史的建造物を活用
「ICT KŌBŌ HAKODATE」は、函館市西部地区にある歴史的建造物「旧大洋漁業函館営業所」をリノベーションしたオフィスです。函館市が進める再整備事業の一環として、株式会社はこだて西部まちづくRe-Designや株式会社建築企画山内事務所の協力のもと改装されました。
函館市西部地区ならではのライフスタイルを反映した外観で、デジタル技術を活用した新規事業の発展を目指しています。
他拠点ともロスのないネットワーク空間
「ICT KŌBŌ HAKODATE」では、65インチのモニターを利用し、常に東京や他の「ICT KŌBŌ」と接続しています。さらに、社内ネットワーク上のコラボレーションツールを積極的に活用することで、開発におけるコミュニケーションの欠如を防ぎます。凸版印刷の「expace」が内装をコーディネート
「ICT KŌBŌ HAKODATE」の内装は、凸版印刷が提供する空間演出ブランド「expace」が担当。デザイン性と機能性に優れた建装材や、最新のセンシング技術などを組み合わせた高付加価値空間で、利用者が心地よく快適に過ごせるオフィスを構築しました。
凸版印刷は今後もDXビジネスの体制を強化
凸版印刷は、本施設の新設によりDXビジネスを強化し、2028年までに30人規模の体制を目指します。今後も全国にシステム開発拠点を増設して、DXビジネスの体制強化を進める予定です。また、同社はリモートワークやテレワークなどの多様な働き方や、地元企業・人々との交流による新事業創出、そして地域の雇用拡大などを通じて、地方創生に貢献していくとのことです。
参照元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001141.000033034.html
(文・杉本 旭)