また、株式会社みらい創造機構の執行役員/パートナーを務める高橋遼平氏が、TriOrbの社外取締役に就任したことを公表しました。
TriOrbは、全方向移動ロボット「TriOrb BASE」を用いて、ロボット同士が連携して行動する協調搬送・作業による社会課題解決を目的に設立された企業。同社は調達した資金を、効率的な移動を支える自律移動ソフトウェア群および協調搬送・作業システムの開発に使用する予定です。
九州工業大学の技術を活用したロボット
「TriOrb BASE」は、九州工業大学の球駆動式全方向移動機構をコア技術とするロボット。従来の全方向移動機構に比べてコンパクトになっており、高い走破性と移動性能を実現しています。同ロボットは、モーターを3つ搭載しており、本体の3つの球体が“車輪”として動作する仕組み。建設現場などの荒れた床面や狭い場所での活用、精緻な移動が必要な場面での活躍が期待されています。
公開されている「TriOrb BASE」の紹介映像からは、前後左右の移動や位置調整といった基本的な動作を行う様子を見ることができます。
複数台を組み合わせて物体運搬
協調搬送は、ロボットが複数台で協調して物体などを搬送する機能です。「TriOrb BASE」は、協調搬送に対応しており、複数台を組み合わせて使用することで、1台では運べない様々な長尺物や重量物を運搬可能。
TriOrbは、この仕様によって荷姿に合わせた専用の運搬ロボットを用意する必要がなくなると説明しています。
TriOrb代表取締役のコメント
今回の資金調達と、高橋遼平氏の社外取締役の就任について、TriOrb代表取締役の石田秀一氏は、以下のようにコメントしています。この度、START事業プロモーター・北九州市認定VCであるみらい創造機構をリード投資家とする資金調達を実施し、同社 執行役員/パートナーの高橋遼平氏を社外取締役に迎えることができましたこと、大変嬉しく思います。
参考元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000120742.html
(文・S.Inosita)