同サービスを通じて、インフラ点検現場最前線の業務効率化を進め、建設業界従事者の長時間労働の解消、インフラ老朽化に伴う点検業務の効率化と点検品質向上をはかります。
まるで紙に書くように、CAD図面に直接メモできる
「DAC-NOTE」は、橋やトンネル、ダムなどのインフラ点検現場最前線で「まるで紙に書くように、CAD図面に直接メモやスケッチができるタブレットアプリ・サービス」です。 DAC-NOTEは業界内で当たり前となっている「現場で紙にスケッチしたことを、現場後にCADに転記する」という「二重作業」を解消します。
事前にCADデータをアプリに取り込んでおけば、現場でタブレットを使って直接CAD図面に書き込みができます。操作が直感的でスムーズに書き込みができるため、現場での作業効率が向上します。
「DAC-NOTEアプリ」の開発背景
2012年12月に発生した笹子トンネル事故を受けて、国内の約80万のトンネルや橋梁、港湾、上下水施設などのインフラ施設には5年に1度の近接目視点検が義務付けられました。
また、日本では高度経済成長期に多くのインフラが整備されたことから、現存する施設は50-70年以上経過していることとなり、老朽化が課題となっています。
老朽化に伴う損傷の増加により、今後は現場の負荷が増えることが予想されます。加えて、2024年4月には建設業にも改正労働基準法が適用され、時間外労働の上限規制が厳しくなります。
このような「増え続ける点検需要」と「人手不足」の課題を解決するために、点検業務の効率化と品質向上を両立させるプロダクトとして、DAC-NOTEの開発が行われました。
誰でも直感的に操作できる
限られた時間内で点検データを記録する現場では、スピードと正確性が重要です。
「DAC-NOTE」はタブレット上のCAD図面に、まるで紙に書くかのようにスムーズな書き心地を実現しています。必要な機能だけを搭載しており、誰でも直感的に操作が可能です。
シンプルな料金体系
DAC-NOTEは、1アカウント毎に月額1万円のシンプルな料金プランを提供しています。初月の1か月間はトライアル期間として無償で利用できます。
利用方法は、タブレット端末に専用アプリをインストールするだけで可能です。タブレットはユーザーが用意する必要がありますが、将来的にはタブレット貸出プランのオプション提供も検討しているとのことです。
同社では、橋やトンネル、ダムなどの社会インフラ分野のDXを推進することで、「世界中からインフラ事故で不幸になる人をゼロにする」というビジョンの実現を目指しています。
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000113366.html
(文・杉本 旭)