日本では、ソフトバンクがロボット市場参入を発表し、来年2月にも「Pepper」を投入する予定となっている。それを意識してか、米企業RoboDynamicsが開発したロボット「Luna」がこのほど資金調達サイトKickstarterに登場した。
◼家事や病人看護も
Lunaは身長152センチの人型ロボットで、LinuxベースのOSで作動し、高解像度のカメラやタッチスクリーン、センサーなどを搭載している。
何ができるかというと、例えば物を運ぶなどの家事代行や、病人の看護など。また家の中をパトロールして回り侵入者などがあったら家人や当局に通報すると同時に録画もするというセキュリティ機能もある。
発送は来年12月を予定していて、それまでにさらに多くの実用的な機能が加わる見通しだ。また、Lunaのプラットフォームはオープンなので、外部の人が開発した機能が加わることも予想されるという。
◼求めやすい価格で浸透を
開発元のRoboDynamicsが願っているのは、気軽に使用できるロボットが一般家庭に広く浸透すること。そうした意味を込めて、Kickstarterでは999ドルの出資で入手できるようになっている。
999ドルというと誰もが購入しやすい価格というわけではないが、まったく手が届かないわけでもないという設定だ。今後、機能面がさらに充実すれば「さほど高くない」と思う人も出てきそうだ。
PCやスマートフォンが私たちの暮らしにすっかり浸透したように、ロボットにアシストしてもらう生活が当たり前になる時代はそこまできているのかもしれない。
Luna/Kickstarter