メタバースを活用した広告ソリューションを提供
HIPの事業の一つに、HIKKY・カラメルが共同開発している広告ソリューション「Parad(パラド)」の販売や、メタバースプラットフォーム事業者への導入推進が挙げられます。
「Parad」は、バーチャル空間内でユーザーが触れるコンテンツを広告として配信できるソリューション。HIKKYが実施してきたイベントにおける体験設計のノウハウを活用し、ユーザーと企業間のコミュニケーション接点を新たに提供します。
たとえば、VR空間内で企業の商品やキャラクターを自由に動かしたり、飛び出すような演出を施したりして、特別な体験を届けます。
リアルやバーチャル空間を超えた広告体験を提供
HIPは、メタバース空間での体験とWebやリアルでのアクション、データをクロスさせた立体的なマーケティング支援を企業向けに行います。
顧客がそれぞれのチャネルの違いを意識することなく、スムーズに一連の体験を行えるような導線設計を実施。
また、コンテンツの作成や、タッチポイント(顧客と企業との接点)ごとの集客最大化支援など、企業と顧客のより良いコミュニケーション・消費購入体験を実現するマーケティング支援を、取引が行われる空間を問わず実施します。
XRプロダクトも開発予定
またHIPは、VR(仮想現実)・AR(拡張現実)・MR(複合現実)を含む、HIKKYとカラメルのパートナーが保有する技術を活用し、XR領域における新規マーケティングプロダクトを開発します。
HIKKYのCEOのコメント
HIPの設立についてHIKKYのCEO、舟越靖氏は以下のようにコメントしています。
HIKKYの創設はメタバースブームの5年以上前からで、同市場は誰しもの予想を上回る急速な発展を遂げました。
その一部の背景にはHIKKYの主幹事業であるバーチャルマーケットや、VRSNSの存在がありました。まったく新しい市場でしたが、クリエイターさんやパートナー企業と共に手を取り合いVR空間上の可能性を追い求めていくことで、結果的にあらゆるメタバースの事例を生み出すことに成功しました。
そのビジネスモデルは日本中に普及していくこととなり、気が付くと現代のマーケティング領域の課題と向き合うこととなったのです。
やり尽くされたと思われる既存の広告やPR手法、過剰とも言える競争からは一転して、メタバース空間を活用した「楽しくて求めたくなる広告」の実現をしたい、それにはマーケティングを理解した上でクリエイティブにも理解を持つ専門チームが必須ということで、HIKKY創業時から助力いただいたカラメル株式会社と共に、HIPを設立することとなりました。
これまでのパートナー企業やクリエイターさん達とR&Dから具体的な事業までを共にして、これまでのノウハウを実装したシステムを社会に提供していきたいと思っています。
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000251.000034617.html
(文・S.Inosita)