本作は、2022年秋に発表され、2023年より学校教育機関への無償提供がスタートしています。
有名ゲームを学校向けに調整
「桃太郎電鉄」シリーズは、1988年に第1作目が発売されたすごろくゲーム。プレーヤーは鉄道会社の社長となり、日本全国を巡って物件を買い集め、最初に決めた年数が終わった時に一番資産を持っているプレーヤーが勝利します。「桃太郎電鉄 教育版」は、同シリーズを学校教育現場で使用できるよう調整した作品。
授業のカリキュラムにあわせた各種機能が追加されたほか、WEBブラウザやタブレットでの操作が可能であることが特徴です。
授業に活用できるブラウザ教育ゲームに
ワントゥーテンは、「桃太郎電鉄 教育版」のフロントエンド及びバックエンド開発、UIデザインを担当。開発の際は、以下の体験ポイントと開発ポイントの実現に注力したといいます。①主な体験ポイント
1.授業にあわせて、対象地域やプレー時間を設定できる
2.楽しみながら学べる、地理情報表示機能の実現
3.教育現場での活用を想定したゲームバランスの再調整
②体験実現に向けた開発ポイント
1.GIGAスクール構想対象端末で、ゲーム全機能を動作させるテクニカル設計の実施
2.低スペックマシンでも動作するように、パフォーマンスの最適化
3.対象端末合わせてキーボード、タッチパットでのUI、3Dビジュアルのマップ操作
ワントゥーテンについて
ワントゥーテンは2009年に設立された企業で、現在は、最先端のAI技術を駆使したサービス開発や、プロジェクションマッピング・XRを活用した数々のプロジェクトを国内外で展開しています。過去には、ドバイ万博日本館のデジタルシフト施策の企画製作、大阪・関西万博デザインシステムのほか、デジタルツイン空間でのメタバース「QURIOS」といったプロジェクトに携っています。
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(文・S.Inosita)