新しい機器の導入に必要なのは、それによって自分のライフスタイルがどう変わるかという、ぜいたくなイマジネーション。
初めてスマートフォンを使ったときに感じた、あのわくわく感が得られれば、ウェアラブルデバイスの認知度も、一気に上がるのではないだろうか。
今回ご紹介する「Shark-J(シャークジェイ)」は、正にそんな視点から生まれたもの。ウェアラブルデバイスで撮影された映像を配信するキュレーションサイトとして、今月初頭にリリース。世界から選りすぐった迫力の動画が、次世代機器の可能性と魅力を最大限に引き出してくれる。
その詳細について語ってくれたのは、Mogicの瀬尾 元一朗(せお げんいちろう)氏。ユニークな裏話を、たっぷり伺うことができた。
臨場感あふれる映像で未知の視点を体験
Q1、「Shark-J」立ち上げのきっかけと経緯について、教えてください。
ことの発端は、会社でGoogle Glassを購入したことです。
最初は社内で楽しんでいたのですが、せっかく購入したのだから、付加価値をつけて世間にシェアするのがいいのではないか、と思いつきました。
社内で議論を重ねた結果、「誰かの視点が疑似体験できること」に面白さがあり、最大の付加価値であるという仮説にたどり着きました。
そこで、ウェアラブルデバイスで撮影されたウェアラブル視点の動画をキュレーションするのがいいのでは、ということになり、「Shark-J」が生まれたのです。
Q2、「Shark-J」とは、どんなサイトなのでしょうか。
ウェアラブルデバイスで撮影された映像だからこそ体感できる、未知の視点が楽しめる動画サイトです。
すでに発売されている製品から最新の製品まで、さまざまな映像をお届けしますので、ウェアラブルデバイスや最新技術に興味がある人には、魅力的なものとなっています。
また、動画そのものが面白かったり、迫力があるものをピックアップしておりますので、ウェアラブルデバイスについて知識がない層でも、純粋に楽しめる内容となっております。
Q3、サイトを見ることで、ユーザーにはどのようなメリットが生じますか?
まず、他人の視点を疑似体験することで、これまでに経験のない未知の世界を見ることができます。さらに、最新技術を駆使したウェアラブルデバイスの情報を、いち早く知ることができるという利点があります。
また、編集部で動画に対してタイトルとコメントをつけていますので、それも含めてご覧になっていただくと、純粋に動画として楽しめるため、ホッと一息つくことができます。(中略)
Q4、これまでで最も印象に残った動画は、どんなものでしょうか?
アメフト選手の視点で撮影された動画です。ボールを投げる距離やスピード、タックルの衝撃など、臨場感がたっぷりです。
このように、普段テレビでは俯瞰で観ることしかできない、プロフェッショナルな視点を体感できるところも、「Shark-J」の魅力です。
認知度アップに向けて多彩なサービスを展開予定
Q5、今後の展開について、教えてください。
ウェアラブルデバイスは、まだまだ一般的な認知度が低い市場です。
そこで、「Shark-J」と同時にウェアラブルデバイスの基本概念から紹介し、そのメリット・デメリットや導入にかかる費用、開発ステップまでを徹底解説したコラム、「ウェアラブルデバイス紹介ガイド」をリリースしました。
また、今後は世界におけるウェアラブル端末の最新情報を紹介する、専門ニュースサイトを立ち上げる予定です。
このメディア群で、最先端の技術に興味がある人や、ウェアラブルデバイスで何か作ってみたい、と考えている人を集めます。
次の展開として弊社では、ウェアラブル端末向けアプリを企画開発しています。各メディア群によって吸い上げられたニーズをきっかけに、オリジナルアプリを開発・提供していく、そのようなことを考えています。(中略)
Q6、これから「Shark-J」を利用するユーザーへ、メッセージをお願いします!
ウェアラブルデバイスに興味がある人も、そうでない人も、是非一度ご覧になってください!きっと、その映像に(サメだけに)「かみつかれて」しまいます!
Shark-J