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音楽とノンアルコールの知られざる関係、シラフで捗るチル体験

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音楽を聴きながら、お酒を飲んで、葉巻でも吸えば、最高にチル!

チルというものに、そんな1920年代の海外小説的世界観を抱いている人もいるかもしれません。

今回はノンアルコール専門商社アルト・アルコの代表安藤裕氏に「音楽とノンアルコールの知られざる関係」についてご寄稿いただきました。

そもそも「チル」とは?

そもそもチルとは、「冷静になる・くつろぐ・落ち着く」という意味を持つ英語「Chill Out」を語源にし、「まったり過ごす・ゆっくりとくつろぐ」というような意味で使われています。

音楽の世界でも「チルアウト」というカテゴリーが存在し、スローテンポのヒーリングミュージックのような曲調のものを指します。

起源には諸説ありますがクラブで踊って火照った身体を冷ますための部屋で流れているような楽曲と言われています。

ノンアルコールでより良い「チル」?

お酒が音楽の良きパートナーであることは、もう言うまでもないでしょう。

しかし、「チル」ということに関しては、シラフであることにアドバンテージがあるようです。

2019年に欧州で行われた研究によると、「アルコール摂取は音楽を聴いているときのチル体験を損なう」ことが分かったそうです。

研究では、39人の被験者にシラフの状態と酔った状態で、それぞれのお気に入りの曲と研究者たちが選んだ曲の2つを聴いてもらい、その間に皮膚反応と心拍数の計測などに基づく分析が行われました。

結果として、最も良いチル体験は「シラフでお気に入りの曲を聴いている時」で、「酔った状態でお気に入りの曲を聴いている時」と比較するとチル体験は60%もより良いものになったと言われています。

アーティストとノンアルコールの関係性

音楽業界で著名な人たちでもお酒を飲まないアルコールフリーな生活を送っている人は意外に多いです!

例えば、映画『ロケットマン』のモデルになったエルトン・ジョンをはじめ、世界的なラッパーであるエミネム、ルイ・ヴィトンのメンズ クリエイティブ・ディレクターに就任して話題を呼ぶ『Happy』の生みの親ファレル・ウィリアムスなどがそうです。

先日も『ロコモーション』で有名な豪州シンガーソングライター、カイリー・ミノーグは自身のワインブランド「WINES by KYLIE MINOGUE」においてノンアルコールスパークリングロゼのリリースを発表しました。

音楽イベントもノンアルコールで開催

海外では音楽イベント会場にお酒やドラックをしない人向けの場所づくりやお酒を飲まない人向けの音楽イベントなども実施されており、音楽イベントとお酒を飲めない人びとの関係性も少しずつ変わってきているようです。

以前であれば、音楽とお酒は切っても切れない関係のように思われていたため、お酒が飲めない人は音楽イベントに参加するのをためらっていたかもしれません。しかし、現在では世界的には飲めない人にも寄り添った音楽イベントづくりが着実に進んできているように思えます。

日本でも今年渋谷パルコでDry January(ドライジャニュアリー:1月にお酒を飲まない新習慣)イベントの一環で、ノンアルコールドリンクを楽しむDJイベントが開かれました。

音楽を聴きながら、楽しく盛り上がるお客さんを見ていると、音楽とアルコール、そしてノンアルコールの関係について改めて考える機会が増えていると感じました。
<著者プロフィール>

安藤裕
株式会社アルト・アルコ代表取締役

大学在学時に渡仏、以降ワインの業界で経験を積み、2018年同社起業。著書に『ノンアルコールドリンクの発想と組み立て』(誠文堂新光社)。

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