双日のEV車に試験用システムを搭載
DNPらは、ワイヤレス充電機能を搭載した商用EVの実証実験を公道で行いました。実証試験は、EV車両にワイヤレス充電機能を実装した改造車両を、公道で走行するというもの。
実証実験で使用した改造車両は、DNPの「ワイヤレス充電用シート型コイル」を使用した、車両側受電コイルと地上側送電コイル設備を搭載。地上から車両を充電する仕組みとなっています。
なお、YouTubeで公開された映像からは、試験用のEV車両が実際に走行する様子を確認できます。
充電作業の負荷軽減と利便性の向上が期待される
EV車両のワイヤレス充電システムは、充電器と車体をケーブルで接続する必要がないため、充電作業の負荷軽減と利便性の向上が期待されています。脱炭素社会の実現に取り組む企業でのEV運用が増加する中、ワイヤレス充電の実現によって、充電ケーブルに起因するトラブルやメンテナンス費用、充電スペースの削減などが見込まれます。DNP・双日・ダイヘンの3社は今回の提携を通じて、ワイヤレス充電機能を搭載したEVの車種拡大と実用化を促進する方針とのこと。今後、ワイヤレス充電術の普及が進むことで、電気自動車の利便性が向上し、さらなるEVシフトの加速が期待されます。
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000344.000069194.html
(文・S.Inosita)