天文シミュレーションソフト「ステラナビゲータ12」
「ステラナビゲータ12」は30年以上にわたり数多くの天文ファンや研究者に活用されているパソコンソフトの最新版です。星雲・星団や太陽系外惑星などのデータを大幅に拡充しました。また、ユーザー自身が番組を制作できる「番組エディタ」や、任意の機能ボタンを追加できる「カスタムコントロール」などの機能が追加され、星座解説や星空紹介ビデオの制作といったプレゼンテーションに応用できます。
さらに、天体望遠鏡のコントロールや、天体写真の構図検討などに使える本格的な天体観測支援機能も一層充実しています。
天文基礎データの充実
「ステラナビゲータ12」では天文の基礎データが質・量の両面から見直されました。従来は4個のカタログに収録された星雲・星団およそ1万天体を表示できましたが、「ステラナビゲータ12」ではカタログが大幅に追加され、17個のカタログから延べ約3万天体の表示をサポートします。
太陽系の衛星は24個から187個へ大幅に増加。一方、新星や超新星、ベテルギウスやミラなどの変光星は、観測に基づいて明るさを正確に計算できるようになりました。また、流星群のダストトレイルや隕石の軌道、エッジワース・カイパーベルト、オールトの雲、発見が相次ぐ系外惑星の軌道など、新たにサポートした天体や機能も多数。
空の描画も大気シミュレーションによって大きく改良され、青空や夕焼け、皆既日食中の空の変化が美しく表現されます。
操作性の改善と星空プレゼンテーション
様々な天体などの表示設定は、画面の変化を見ながらダイアログで楽々操作できます。また、任意の操作ボタンを作ることができるカスタムコントロール機能で、星空解説やプレゼンテーションもスムーズ。さらに、プラネタリウムのような番組を制作できる「番組エディタ」を標準搭載しています。
プラネタリウム番組で星空にもっと親しむ
ステラナビゲータには第一線で活躍する解説者や研究者によるプラネタリウム番組が多数収録されています。「ステラナビゲータ12」には「天文学を巡る旅」やギリシャ神話物語などが加わりました。星空に表示できる星座絵には、従来からの3種類に加えて、イラストレーターの八王子氏が描いた「八王子星座絵」が新登場。ユーモラスながらも、わかりやすく親しみが感じられます。
高度な観測や研究にも対応
太陽・月・惑星といった太陽系天体の位置は、過去・未来3万年の期間にわたって正確に計算できるようになりました。観測はもちろん古天文学の検証にも利用可能です。また、撮影した惑星画像や太陽表面画像の貼り付け、観測した太陽黒点の編集、日食時のコロナ画像の貼り付けも可能になりました。
日食の再現がさらに正確になり、地球上に伸びる日食帯を表示することもできます。
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000012.000081353.html
(文・zio)