このほど資金調達サイトKickstarterに登場したMOCAheartもそうした健康管理のための小さなデバイスだ。指をあてるだけで心拍などを手軽に測定でき、データを管理・共有できるようになっている。
5段階の指数で総合評価
MOCAheartの大きさはというと、長さ7センチ、幅3.5センチ、厚さ6.2ミリ。センサー部分に指をあてるだけで、心拍や血中酸素濃度などを計測する。そうしたデータはBluetoothでスマートフォンなどの端末に送られ、ユーザーは専用アプリでチェックできる。
ただ、数値が表示されても今ひとつピンとこない人もいるだろう。そうした人のために、アプリでは0〜4のMOCA指数で健康度を表示する。
これには、心拍や血中酸素濃度に加え、血流速度や心電図などのデータも考慮される。指数が0〜1であればまったく問題なし、3であれば医療機関を受診すべき、4はただちに医療措置が必要という区分だ。
遠隔地に住む親の健康チェックにも
また、MOCAheartは測定したデータを家族らと共有することを前提としていて、メッセージ機能もついている。
例えば、離れて暮らす高齢の親にMOCAheartのメッセージで「体調はどう?」などと測定を促し、相手が計測したらそのデータをチェックできる仕組み。もし数値や指数が普段より悪ければ、受診を勧め病気の早期発見に役立てることができるというわけだ。
自身の健康管理はもちろんのこと、一人暮らしする高齢者が増えてきている現代にマッチするこのガジェット、Kickstarterでは119ドルの出資で入手可能となっている(プラス15ドルで米国外への発送も可能)。
遠隔地に一人暮らしの親を抱える人は、こうしたスマートガジェットを活用するのも手かもしれない。
MOCAheart/Kickstarter