途中集荷を考慮した配送ルート作成が可能に
今回追加したPDPは、配送する品物一つ一つの配送元(pickup)と配送先(delivery)を明示的に考慮して、Loogia上で最適ルート策定をすることを可能としました。集荷と配送の両方を考えた配車計画を実現
全ての配車計画は集配送を行います。配車計画では何らかの荷物を集荷してそれを配送します。また、集荷先が出発地であっても配送先が帰着地であっても必ず集荷して配送します。しかし、配送業者ごとに、関心が集荷業務であるのか配送業務であるのかは大きく違います。
例えば宅配業の場合、発荷主であるメーカの生産拠点へ荷物を取りにいき幹線輸送を担う自社の物流拠点へ持ち帰るケースでは集荷業務に関心があります。
一方、自社の物流拠点から、着荷主のもとへ荷物を届けるケースでは配送業務に関心があります。
PDP機能は、これら以外に、複数の店舗から複数の購入者のもとへお弁当を配送するケースなどに対応した、集荷業務と配送業務の両方に関心がある配送業者についても、集荷業務、配送業務それぞれを考慮した最適な配車計画を作成することを可能としました。
また、集荷作業や配送作業がまとまってしまうと、配送業者として操作、認識がしづらいという問題が生まれています。これに対し、オプティマインドでは独自の概念の構築とUIで集荷業務と配送業務の両方が混在する配車計画であってもユーザが操作及び認識がしやすいUXを提供しています。
誰でも高精度な配車計画を作成
Loogiaとは、ラストワンマイル配送におけるルート最適化クラウドサービスです。「どの車両が、どの訪問先を、どの順に回るか」という配送計画を、配送先の時間指定などのラストワンマイルならではの40以上の現場制約や収集したGPSデータを解析することで得られた走行速度や駐車位置を加味して提案します。今までの導入実績として、佐川急便社や日本郵便、ローソンなど幅広い業界に延べ160社以上にサービス展開をしています。
また、開発したオプティマインドは、名古屋大学発ベンチャーとして2015年に創業。2019年には東洋経済新報社の「すごいベンチャー100」、2020年には代表の松下氏がForbes Asiaが発表した世界を変える30歳未満の起業家などを選出する「Forbes 30 Under 30 Asia」に選出されています。
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000019.000034529.html
(文・Motohashi K.)