だが、空気というのは目に見えない。においがある場合はともかく、自分がいま吸っている空気がどれだけ汚染されているか、あるいはきれいかはわかりにくい。
そこで、カナダのスタートアップが、そうした大気の汚染度を測るウェアラブルのガジェット「TZOA」を開発した。現在、資金調達サイトで資金を募っている。
◼自動アラーム送信
センサーを内蔵するTZOAはクリップで衣服やバッグなどに取り付けられるようになっている。そして観測したデータは、スマートフォンにダウンロードした専用アプリ(iOS、Android)にリアルタイム表示され、危険なレベルであれば「窓をあけよう」などとメッセージを送ってくれる。
TZOAで観測できるのは
- PM 5、PM 10などの有害物質
- 紫外線
- 温度/湿度
- 明るさ
もし、自転車などに乗っていてスマホを操作するのが難しいときは、TZOAそのものをタップすれば、あらかじめ決めた色で空気の清浄度を確認することができる。
◼ユーザー同士でデータシェア
TZOAでは観測データを役立てる機能が充実している。空気が一定レベル以上に汚染されていたり、紫外線が強かったりするときにアラームが出るようカスタマイズが可能だ。
また、他のユーザーと観測データをシェアする機能もあるので、マップでどこの空気がきれいかをチェックしてから通勤ルートを決める、なんてこともできる。
空気の質を分析する機器には大型で高額なものが多いが、TZOAはKickstarterで今なら135カナダドルの出資で入手できる。キャンペーンは今月18日まで。
TZOA/Kickstarter