コロナ危機がもたらしたコミュニケーション問題
代々木アニメーション学院では、ライフスタイルに合わせて自宅にいながら業界への転職などを目指すことができる、「フルリモート校」といった取り組みを行ってきました。しかし、「フルリモート校」では、学生同士におけるコミュニケーションの面で課題がありました。こうしたことから、代々木アニメーション学院は、メタバース空間上にバーチャルキャンパスを制作(制作:Gugenka)することで、学生同士のコミュニケーションを促進しました。
Gugenkaはバーチャルキャンパス制作にあたって、プラットフォームは世界的に人気のメタバース「VRChat」を使用しています。
また、GugenkaはVRChat公式パートナーとしてVRChatとの公式契約、商業イベント開催、ワールド制作・演出、などのトータル制作サービスを提供中です。
バーチャルキャンパスとは
今回制作されたバーチャルキャンパスは、生徒同士でコミュニケーションを楽しめる場として、授業や講演会、作品展示などに活用することができるメタバース上のキャンパスです。この取り組みは代々木アニメーション学院の全日制のオンラインスクール「フルリモート校」における放課後ライフをメタバースで行えるもので、学生は現実と同じようにコミュニケーションを楽しむことができます。
舞台は電車と駅で構成されており、電車が進むにつれて外の景色が移り変わる様子を楽しむことが可能。また、車内には授業や講演会で使用することができるスクリーンや、友達と一緒にイラストを描いて楽しめるパレットが用意されています。
SNSとは違った交流、電車はちょうどいい空間
実際にバーチャルキャンパスを活用した生徒の声を一部紹介します。・「離れた地域のクラスメイトとVR空間上で繋がることで、毎週のリモート授業を受ける時よりも相手を身近に感じられました。チャットやSNSとは違った様々な交流ができるのでこれから活用していきたいです。」(HN:イチオ)
・「電車の窓から四季の風景が見られたり、電車の上に乗ることができるのが遊び心があり楽しいと思いました。電車という空間は会話などの交流を行うのに丁度よい広さだと思いました。」(HN:表裏ミユ)
多様なプログラムを持つ、歴史ある代々木アニメーション学院
代々木アニメーション学院は、1978年の創立以来、長年アニメ・エンターテインメント業界を牽引し、12万人以上もの優秀な人材を輩出してきた、歴史ある専門校。「エンタメの当事者」としてアニメ製作委員会への参画や劇場運営、所属アイドルのマネジメントなども行っており、そこで得た経験と実績を教育事業に随時反映しています。
全国に校舎を構えており、全日課程のほか、自宅にいながら業界への就職・デビューを目指せる「フルリモート校」など、ライフスタイルに合わせて自由に学べるプログラムを数多く用意しています。
また、今回制作にあたったGugenkaは、マルチメタバースのハブとなるコンテンツを制作するXRクリエイティブスタジオです。
デジタルプロダクトを購入できる「XMarket」では日本アニメ公式のデジタルフィギュア「HoloModels」や、VRChatなど様々なメタバースで使用できる「MakeAvatar」の衣装などを購入できます。また、GugenkaはVRChatの公式な法人契約窓口を行っています。
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000096.000074603.html
(文・Motohashi K.)