ジェスチャーを認識、特定の手の動き=コマンド実行
円形をしていて、手のひらに収まるサイズの「Flow」は、パッと見たところ、アイスホッケー用パックのような形状。ワイヤレスでコンパクトな大きさなので、持ち運びもラクラク。
このツールはタッチセンサー、ジェスチャー認識をする機能が搭載されていて、手の微妙な動きを正確にスキャンする。認識された手の動きは、コンピューター側であらかじめ設定しておいた、特定のアクションを実行するコマンドに変換される。
複数のアプリにまたがって、コマンド指定も可能
特定のジェスチャーで、特定のアクションを実行するようプログラム設定することができるのが大きな特徴だ。このアクション実行は、1つのアプリ内だけ、あるいは複数のアプリにまたがって通用するように設定することも可能。
例えば、“「Flow」に手を近づける”というジェスチャーは、“キャンセル”というアクションを実行するコマンド。どのアプリ内でも実行するようにしたり、Autocadのときは“キャンセル”だが、Spotifyのときは“一時停止”を実行する……といったような具合だ。
使いようによっては、マウス以上に幅広い用途に用いることもできるかもしれない。もちろん、マウスホイールを一生懸命動かすような手間も要らなくなる。開発チームでは、プリセットのコマンド実行パターンを用意していて、Autocad、Spotify、Vimeo、YouTube、Soundcloudのほか、今後もさまざまなアプリに対応させていく予定。
すでに目標金額の2倍以上の資金を獲得
人それぞれによく使うアプリは異なるが、これなら自分の使用状況に合わせて、自由にアクションをカスタマイズできるだろう。現在、資金調達プラットフォームIndiegogoでキャンペーンを実施中で、すでに目標額5万ドルの2倍の金額を集めているようだ。興味がある人は参加してみては。
Flow