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AIが盛り付けた寿司桶の“見栄え”を採点!宅配寿司「銀のさら」が導入、順次全国へ展開

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株式会社ライドオンエクスプレスホールディングスは、AIが盛り付けた寿司桶の“見栄え”を評価・採点するアプリ「mibae(ミバエ)」を開発したと発表しました。

「mibae」は、同社グループ企業の宅配寿司チェーン「銀のさら」の従業員教育用ツールとして開発されました。すでに「銀のさら」の一部店舗へ導入を開始しており、今後は順次、全国の店舗へ導入していく方針です。

「mibae」の概要

「mibae」は、桶に盛り付けた寿司を撮影すると、AIがネタ1つ1つの画像を認識し、見栄えを点数化して評価します。

それぞれのネタを評価するためには、色と形の判別が必要です。その識別精度を高めるため開発時には、1つのネタに対して1,000枚以上の写真を用いて分析を実施。角度や光の当たり具合に左右されずに、ネタを正確に識別できるようにしています。

また、点数化が難しい「美しさ」の評価を数値化するためにひと工夫。AIに学習させる際に、「美しい桶」「普通の桶」「美しくない桶」などを用意して認識させたことで、「美しさ」を採点可能にしました。

ゲーム感覚で学べる期待のツールとして、今後は全店舗へ展開


これまで「銀のさら」では、従業員教育を行う際に、教育担当者によって寿司の評価基準に差が生じることを課題としていました。

また、教育現場からは属人化しない採点基準を持ったシステムの導入を望む声があったため、AIで見栄えを採点するアプリの開発に至ったとのこと。

同一基準で採点でき、ゲーム感覚で寿司の盛り付けを学べる「mibae」の活用に、同社は期待を寄せています。

現在「mibae」を導入しているのは「銀のさら」直営店の108店舗ですが、今後は順次拡大を予定。アプリの機能改善を図りながら、2023年中にはフランチャイズを含めた全店舗(23年2月末現在381店舗)へ導入する方針です。

PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000170.000020379.html

(文・a.sambe)

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