特許出願中のAI技術により、書き加え箇所を補完した切り抜きの自動化を実現します。
AIシステムの活用で漫画を「うごく化」
漫画原稿をベースとし、背景、キャラクター、セリフの吹き出しなどを当社独自のAIシステムが、原稿を解析しデータ化します。そして、パーツ毎に切り抜くことで書き加えが必要になる描画を自動的に補完したかたちで分割します。次に、そのパーツに動きや声などのアクションを半自動的に加えてアニメーション動画にすることで、従来のアニメーション制作期間とコストを大幅に抑えます。
この工程を完全自動化ではなく、「うごく化」における要所毎にノウハウを持つ専任スタッフが調整を加えることで従来以上のクオリティを実現します。
この手法により、従来の制作手法ではコスト的理由で「うごく化」が難しかった多くの作品や、原画のタッチを活かしたい作品なども、容易に「うごく化」することが可能となります。
特許出願中のAIシステムによる大幅なコストカット
従来の制作工程における背景・キャラ・吹き出しなどの分割作業で発生する労働集約的な人的作業をAIシステムにより自動で実行します。また、従来の工程で分割した後に発生する書き加えが必要となる部分の自動補完も同時に行います。
その他、必要に応じ、キャラクターの性格を加味した抑揚のつく自動音声機能や吹き出しのセリフを多言語に翻訳対応する機能なども備えています。
この仕組みにより、1話(20ページ)あたりの制作期間は16時間程度となり、同社比10分の1程度に低減することが可能となっています。
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000113351.html
(文・神田 晃輔)