レースカー風のシャーシが特徴
タイムファストIIは、レーシングカーのようなシャーシが特徴のラグジュアリークロック。2つのムーブメントが搭載され、それぞれが独立した駆動装置となっています。1つのムーブメントはコックピットに搭載されており、時刻を表示します。エンジン上部にあるキャブレターのフィルターに取り付けられたステンレススチール製ディスクが回転し「時・分」が表示されます。
ムーブメントは8日巻で、運転席のヘルメットの中にある2.5Hzの脱進機によって制御される仕組み。助手席のシートから見えるメインスプリングを動力源としています。
エンジンピストンが稼働
もう1つのムーブメントは、エンジンの動力に使用されます。ダッシュボードのキーを回すとエンジンが始動し、V8エンジンのピストンが上下します。このシステムは、時刻の動きとは完全に独立しています。各種操作は、運転席のギアレバーで行います。レバーは、ポジションによって時間表示用ムーブメント巻き上げ、エンジン回転用ムーブメントの巻き上げ、ニュートラルを切り替え可能。適切なギアを選択し、タイヤを後方に引き戻すことで、巻き上げを行えます。
L’EPEEについて
L’EPEEは、1839年にフランス・ブザンソン近郊のサント・スザンヌにて創業。現在はスイス・ジュラ地方のデレモンに拠点を構えています。高級クロックブランドとして世界中のセレブに使用されており、元ローマ教皇のヨハネ・パウロ2世は、L’EPEEの愛用者として知られています。タイムファストは、L’EPEEが展開するコレクションのひとつで、2019年に第1弾がリリースされました。曲線的で滑らかなスタイリングと、レペのラグジュアリークロックの技術が融合したデザインが人気を博しています。
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000116157.html
(文・S.Inosita)