様々な材料の溶接に対応
チェボラは、衝突修理に特化した溶接機とプラズマ切断機の製造を手掛けるイタリアの企業。同社の溶接機は、高性能と扱いやすさで数多くの自動車メーカーから補修用溶接機として認定を受けています。今回、ファインピースが取り扱いを開始した0.4mmワイヤー溶接機は、低電流の安定性を備えており、高張力鋼板の薄板を溶接することができます。
パルス溶接により、硬くて厚い高張力鋼板の骨格に加え、軟質、硬質アルミの薄板・板厚違いの溶接が可能。多様化が進んでいる車体の構造、材質の溶接をフルデジタルで行えます。
低温接合も可能
デフォルトの溶接モードは全58種類で、オリジナル溶接条件を99種類まで登録できます。また、ブレージングモード(パルス有・無)を標準装備しており、低温接合が可能です。対応する材料(材質)は、軟鋼・高張力鋼板・亜鉛メッキ・硬質・軟質アルミなど。スポット溶接・インターバル溶接も行えます。
0.4mmワイヤー溶接機のスペック
0.4mmワイヤー溶接機の入力電源や、適用ワイヤー径の詳細は以下の通りです。形式:2060MD
入力電源:200V単相
定格入力(最大):5.5kw、7.4KVA
出力電流:15~200A
使用率:200A 60%
適用ワイヤー径:スチール Φ0.6/0.8/0.9/1.0 アルミ Φ0.6/0.8/0.9/1.0/1.2 ステンレス Φ0.6/0.8/0.9/1.0
ブレージング(ろう付)Φ0.8/0.9/1.0
格納ワイヤースプール直径・重量(ワイヤーリールキット使用時):Φ200/5㎏
重量:20㎏
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000965.000039923.html
(文・S.Inosita)