京都府は、2019年の「けいはんなロボット技術センター」の開設をはじめ、スタートアップ企業によるロボット開発を支援してきました。
けいはんなロボット技術センターとは、次世代ロボットの開発・実証のため、中小企業・ベンチャーなどが共同利用できる新拠点です。
分身ロボットを遠隔操作
今回の実証では、障がい者が自宅想定地から分身ロボット(移動型)を遠隔操作して、接客・配膳を行います。実証場所は「For the Life Café 宇治文化センター店」(京都府宇治市)です。外出や対面コミュニケーションが難しい障がい者が、分身ロボットを遠隔操作して配膳したり、卓上小型ロボットの語りかけ機能によって「店舗内の誘導」「メニュー紹介」を行ったりします。
なお、今回の実証にて京都府は、卓上小型AIロボット「ZUKKU」と、配膳・接客ロボット「KeiganALI」の2つのロボットを採用しました。
卓上小型AIロボット「ZUKKU(ズック)」
「ZUKKU」は、株式会社ハタプロが開発した卓上小型AIロボットです。同ロボットは、身長10㎝のミミズク型ロボットで、対話機能を掲載し、AI による自然な会話を楽しめます。
配膳・接客ロボット「KeiganALI(ケイガンアリ)」
「KeiganALI(ケイガンアリ)」は、株式会社 Keiganが開発した配膳・接客ロボットです。同ロボットは、タブレットやスマートフォンで操作可能な自律移動ロボットです。人と一緒に働くロボットとして、工場・物流・レストランなどの現場で活躍しています。
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(文・Haruka Isobe)