飼い主に共通するのは、我が子同然のイヌを安心して任せられる人に預けたいということ。そうした思いにこたえるサービスが米国で展開されている。部屋を旅行者などに貸し出すAirbnbのイヌ版ともいえる「DogVacay」だ。
◆評価や価格、場所で検索
DogVacayは、イヌを預けたい人と、預かる人をマッチングする。預ける側は、プラットフォームで預け先を検索し、評価や価格、場所などを元に選べる。
急に出張が入ったり、入院したりしなければならないときでもすぐに探し出し予約できる。そうした利便性に加え、DogVacayは受け入れ側の質の高さも売りにしている。
◆高クォリティーを約束
まず、受け入れ先として登録するにはスクリーニングテストをパスする必要があり、電話によるインタビューなどもある。さらには、プラットフォームで教育プログラムも受けてもらう。
なので、誰でも登録できるわけではなく、これまでに10万人から応募があり、パスしたのは2万人のみ。
また、イヌを受け入れるときの約束事として、ケージには入れない、同時に受け入れるのは最大3匹までとするなど、預かったイヌにきちんと注意を払うようになっている。イヌがどんな様子なのか飼い主に写真付きメールなどで報告するようにもなっていて、至れり尽くせりだ。
◆述べ利用100万回達成
こうした取り組みが功を奏し利用者にはリピーターが多く、2012年のサービス開始以来、預かり回数は述べ100万回を超えた。
現在は米国とカナダでのみサービスを展開しているが、今後は海外への進出も予定しているという。Airbnbがあっという間に世界中に広がったように、DogVacayも多くの愛犬家に支持されるサービスとなりそうだ。
DogVacay