■車輪にバッテリー
開発したのは、その名もImpossible Technologyというカナダと中国に拠点を置くスタートアップ。「あり得ない!」商品を開発したいエンジニアとデザイナーの集まりだ。
実際、今回のバイク、かなり画期的。折りたたんだ状態を見ると、「これが電動バイク?」と思うほどの外観で、しかもかなりコンパクト。デモビデオを見ると、1つ1つがシンプルに、そしてうまく設計されていることがわかる。
設計の鍵を握っているのがディスクモーターだ。車輪部分に2900ミリアンペアの軽量バッテリーを10個搭載してる。これにより小型化を実現している。
■フル充電で25キロ走行
最大時速は約20キロ。フルスピードなら45分走行でき、通常のスピードであれば1回の充電で最長25キロ走る。自転車と違って、こぐ必要がないので、ちょっとした移動に便利だろう。
重さが5キロなのもポイント。リュックなどに入れれば十分持ち運べる。例えば、会社までバイクで行って、たたんで机の下などに置くこともできるので、駐輪場所を探す必要もない。
また、電車などで出掛け、公共交通機関のないエリアにバイクで足を伸ばす、という使い方もできそうだ。ただし、日本の公道での使用が可能なのかは不明。
気になる値段だが、Kickstarterでは今なら530カナダドル(1CAD103円換算で約5万4600円)で入手できる。
すでに、目標額5万5000カナダドルの3倍超をすでに集めている人気ぶり。キャンペーンは12月26日まで、集荷は来年の夏の予定だ。世界中どこでも発送してくれるので、興味のある人はサイトをのぞいて見てほしい。
Impossible/Kickstarter