■レシピ読み上げ、音声操作にも対応
「MAID」というのがそれ。使うにはまずWi-Fiにつなげ、スクリーンを操作してレシピが集められたMAIDのプラットフォームで作りたい料理を選ぶ。レシピは材料別や料理の種類などで検索できるようになっている。
料理を決めると、材料をどれだけ用意したらいいのかというところから、どの順番で材料をどう扱い、そして何度のオーブンで焼けばいいのかといった手順がスクリーンに表示される。
音声案内もしてくれるので、目が離せないときでもユーザーはそれに従って料理すればまず失敗することはない。
作業する中で一つ前の手順を確認したいときも、スクリーンで操作できる。もし、手が濡れている場合、音声でもコントロールできるのは便利だろう。この音声コマンドは現在、アメリカ英語のみ対応するが、今後他の言語にも対象を広げるとのこと。
■専用アプリから予熱オン!
MAIDの売りの一つが、クラウドにある充実したレシピストア。そこにはクッキング映像も用意されていて、それらをオーブンのスクリーンで視聴しながら料理することもできる。
また、専用アプリでは、オーブンの予熱をオンにしたり、料理が焼き上がった時に端末に通知が届くようにしたりと、かなり便利な機能が満載だ。
開発したスタートアップが「未来型」とうたうこのオーブンに興味を持っている人は少なくないようで、Kickstarterキャンペーンでは、目標額5万ドルをたったの5日でクリアした。現在、449ドルの出資で入手できるようだ。
普通のオーブンでもそこそこの値段はするので、スマートオーブンが買い替えの需要を取り込める可能性はありそうだ。キャンペーンは12月3日まで、商品発送は2015年11月を予定している。
MAID/Kickstarter