ドライバーの過剰労働や人員不足により現状のサービス品質が維持できなくなる、2024年の宅配クライシス問題。これらの社会課題を解決するため、ウィルポートは、荷主、ドライバー双方の負担を増やすことなく確実に荷物を届けることができる宅配業界ラストワンマイルDX『Polaris Navi』の提供を開始しました。

宅配業界が抱える問題

宅配業界は「低賃金・長時間労働」、「人手不足・高齢化」、「EC市場の拡大に伴う荷物の増加」、そして「環境対応の遅れ」の4つの問題を抱えています。この結果、ドライバーの過剰労働や人員不足により現状のサービス品質が維持できなくなる、2024年の宅配クライシスは避けられません。

1. 低賃金・長時間労働
   トラックドライバーは、全産業と比較して、年収は68万円低く、労働時間は384時間多く、低賃金・長時間労働が常態化。


2. 人手不足・高齢化
   2021年4月における貨物自動車運転手の有効求人倍率は1.88で全職業の0.94より約2倍高くドライバーのなり手が少ない。また全産業より平均年齢が3.2歳高く高齢化も懸念。


3. EC市場の拡大に伴う荷物の増加
   インターネットで商品を購入する消費者や企業が増えているにもかかわらず、ドライバーの人手不足などによって配送が困難。


4. 環境への対応の遅れ
   多頻度小ロット配送による「積載率の低下」や「再配達」の増加などが要因で、CO2の排出量の多さが問題視。

オープン型ラストワンマイルプラットフォーム『Polaris Navi』とは

Polaris Naviは「共配機能を実装したTMS(輸配送管理システム)」と「ドライバーの収入を安定化」の2つを提供します。

1. 共配機能を実装したTMS(輸配送管理システム)
   物流センターから出る荷物、クリーニングの個人宅からの集荷・配送、ネットスーパー商品、当日購入された商品の当日配送などの異なる（ルール）荷物を同一エリア内にて共同配送できるシステム。


2. ドライバーの収入を安定化
   4重、5重の多重下請け構造により、実配送しているドライバーの取り分が減る多重下請け構造をなくしてドライバーの収入を安定化。

今後もオープン型ラストワンマイルプラットフォームを基盤としたビジネスソリューション開発を推進します。

PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000111566.html
(文・先崎ゆきえ)