その名は「Bizzby Sky」。小型の無人ヘリが、オンデマンドで荷物を目的地に配達するというもの。これより前に、Amazonがドローンによる配達を実験中というニュースがあったが、基本的な仕組みはほぼ同じだ。
■アプリで宅配依頼
ただし、Bizzby Skyは個人の利用を想定しているサービスで、ユーザーは専用アプリで配達を依頼する。ピックアップ地点と配達先、配達物を入力するとおおよその所要時間と料金が表示される。
ヘリには500グラム以下で、25×40センチまでのものを載せられる。ヘリが集荷にやって来ると、ユーザーはアプリを操作して銀行のセーフティーボックスのような部分の扉を開けて荷物を入れる。すると、後はヘリが目的地まで荷物を運ぶ。
このドローン、最大高度122メートルを飛ぶことができ、高度なセンサーが建物などを感知して衝突を防ぐ。移動の様子は、ヘリに搭載されたカメラがとらえたライブ映像で確認できるようになっている。
■今後、規制整備が進む?
空を飛ぶ、イコール渋滞と無縁ということ。なので、素早く配達できることがBizzby Skyの売りだ。
とは言え、イギリス民間航空局は人口密集地上空での無人機の利用を認めておらず、開発したスタートアップは現在、当局や政府に請願を出している。
こうしたドローンは、別の目的でも最近開発が加速している。例えば、撮影用のドローンもそうしたものの一つで、今後イギリスだけでなく多くの国でドローン利用の規則に着手しなければならなくなりそうだ。
近未来的な配達ドローンBizzby Skyが実際にどう動くのか、興味のある人はサイトにビデオがあるのでチェックしてみてほしい。
Bizzby Sky