関西万博を見据えた提携
兵庫県は、2025年に開催される大阪・関西万博を見据え、産業政策等を中心に日本の成長・発展を牽引していくための様々な施策の実施を目指しており、施策の1つに、空飛ぶクルマの社会実装を掲げています。今回の提携は、このような兵庫県の状況を背景として行われました。提携の具体的な内容は以下の通りです。
(1)空飛ぶクルマの機体及び事業開発に資する実証
(2)空飛ぶクルマの社会実装に向けた環境整備
(3)空飛ぶクルマに係る情報発信など社会受容性の向上
(4)空飛ぶクルマに関わる産業のエコシステム形成
SkyDriveは、以前から関西圏で事業展開を進めており、2021年9月には大阪府・大阪市と「空飛ぶクルマ」実現に向けた連携協定を締結。社会受容性を上げるための活動や実証実験の実施等を推進しています。
大阪ベイエリアに加え、関西圏から淡路、瀬戸内と、徐々にネットワークの広域化を目指す上で、ハイテク産業基盤、観光エリアとしての魅力、都市・郊外それぞれの移動需要とバランスが取れている兵庫県は、空飛ぶクルマの実装エリアとして理想的と考えたとのこと。
SkyDriveについて
SkyDriveは、2018年に設立された企業で、「空飛ぶクルマ」及び「物流ドローン」開発を手掛けています。「100年に一度のモビリティ革命を牽引する」をミッションとしており、国内で唯一、有人飛行試験を実現。官民協議会の構成員として制度設計にも関与しています。PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000081.000038857.html
(文・S.Inosita)