公園での実際の遊びがゲーム内容を左右
スペイン発の「HYBRIDPLAY」は、子どもの外遊びとスマートフォンのゲームをドッキングさせ、新たなエンターテイメントを生み出そうという試みだ。遊び場にある遊具を、“スマートフォンゲームのコントローラー”にしてしまう。
この「HYBRIDPLAY」は、スマートクリップとアプリを連動させて動作する。スマートクリップは、シーソーや滑り台、ブランコなどの公園の遊具に挟んでくっ付ける。クリップには加速度計と赤外線センサーが内蔵されていて、活動状況を計測し、スマートフォンと通信して、情報がアプリに送られる。
「HYBRIDPLAY」には、「パックマン」のような有名な古典ゲームから、オリジナルのゲームまで、さまざまなゲームのラインナップが用意されている。アプリを起動してゲームをスタートすると、遊具を使って実際に身体を動かすことに応じて、ゲーム内で起こる結果が変化するのだ。
例えば、ゲーム内であるアイテムのかけらを集めるために、ゲームの進行に合わせて、遊具をうまく揺らさなくてはならなかったり、ゲーム内で宇宙飛行中のロケットが隕石を避けられるよう、上手にシーソーを動かす必要がある……といったような具合だ。
リアルの身体活動と、バーチャルのゲームの世界をつなぐ遊び
アプリでゲーム画面をチェックする子どもと、実際に身体を動かして遊ぶ側とが連携しなくてはならないため、自然と他の子どもたちと交流を深めることにもなる。
このように、外遊びは自分の身体を動かすだけでなく、友だちと交流するチャンスを広げ、心身の健全な成長にもつながる。ついつい一人でゲームばかりに夢中になりがちなわが子のために、このようなツールを導入してみては。現在、資金調達プラットフォームIndiegogoでキャンペーンを開催中。
HYBRIDPLAY