悪習慣を変えたい人をサポートするリストバンドデバイス
そんなあなたには、「Pavlok」というスマートデバイスをお勧めしたい。Maneesh Sethi氏が開発した「Pavlok」は、腕時計スタイルのデバイスで、“条件反射”の実験で有名なロシアの生理学者Ivan Pavlovの名前から名付けられた。
よくある活動状況をトラッキングするものとは異なり、ユーザーの普段の振る舞いを追跡し、もし設定した目標に失敗したなら電気ショックを与えて罰するという、ちょっと過激なツールなのだ。
ついついFacebookを5分に1度くらいチェックしてしまう、運動をしようと決意したのに、気づくとサボっている、早めに起床したいのに寝過ごしてしまう……など、人それぞれに直したい悪習慣があるだろう。ユーザーはアプリを通じて、自分が取り組みたい習慣を選択し、ゴールを設定する。
例えば、いつもより早く起きる習慣を取り入れようと考えたとする。ある時間にアラームをセットすると、ユーザーを起こそうと、リストバンドが該当の時間にバイブレーションする。もし2回以上アラーム延長を押した場合には、バイブレーションが停止し、ユーザーの身体に電気ショックを与える。ユーザーは思わず寝床から飛び起きてしまうことだろう。人間の脳は、嫌なことが再び起きるのを避けようとするため、自然と起床が楽になっていく……という流れだ。
続けたい習慣づくりにも
もちろん、絵を描く、日記をつける、新しい言語を学習するなど、続けたい習慣、取り組みたい“よい習慣”もあるだろう。そのような“よい習慣”を続けられるように、目標を設定することもできる。
ユーザーが目標を達成すると、例えば宝くじだったり、お金だったりといったようなほうびが与えられるという。反対に目標を達成できなかった場合には、罰金が請求される。ちなみに、電気ショックの強さは、ドアノブを触ろうとして静電気がパチッとくる程度で、人体にケガを与えたりする心配はないという。
習慣になっている行動は、無意識でおこなってしまっていることも多く、なかなか自力で修正するのは難しい。本気で今の自分を変えたいあなた、「Pavlok」を導入してみてはいかがだろう。現在、資金調達プラットフォームIndiegogoでキャンペーンを開催中だ。
Pavlok