コンテンツを簡単に変えられるというのがデジタルフォトフレームの特徴だが、このほど登場した「Fireside」はさらにひねりが加えられている。クラウドに保存された写真の中から、その日にふさわしいコンテンツを探し出してきて自動で表示してくれるというものだ。
■季節やイベントを考慮して表示
この賢いフレームは、例えば寒い冬の日は昨年のスキー旅行の写真を、子どもの誕生日には昨年のバースデーパーティーの写真を選んで表示する。
これを可能にしているのが、写真を保存するクラウドとキュレーション機能だ。ユーザーが写真やビデオをクラウドに保存すると、Firesideは撮影日時やタグ、コンテンツ内容を分析して“整理整頓”する。そしてその日、あるいは季節に合ったコンテンツを映し出す。
■250GBのクラウド付き
もちろん、従来のフレームのように、自分の飾りたいコンテンツを表示させることもできる。フレームはWi-Fiにつなげられるので、そうした一連の操作は専用のアプリ(iOS、Android)でできるのも便利だろう。
スクリーンのサイズは15インチで、容量は1GB。クラウドの容量は250GBなので、写真やビデオをたっぷり保存できる。
気になる値段だが、現在、資金調達サイトKickstarterで展開しているキャンペーンでは339ドル(1年間のクラウド使用料、送料込み)で入手できる。
写真を数多く撮るものの、整理が面倒で“お蔵入り”するものが多い―。そんな人は、このフレームで見返すといいかもしれない。
Fireside/Kickstarter